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2017年09月13日09:07

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今回の野田歌舞伎は役者のアンサンブルが抜群によく説得力があり魅せてくれた

ストーンズの欧州ツアーが始まったようだ。
前回の来日公演同様にここ最近の彼らのツアーのようにテッパン曲しかやらないんでしょ?・・・と思ってたら
"Dancing with Mr. D"とか演ってる。
なんかすごく行きたくなったけど、ちょっと出かける大陸が違うので断念。

8/13のつづき

とりあえず染と亀ちゃんのYJKTが終わったら一旦外に。
なぜかこの納涼歌舞伎の食事は3部制のため幕間じゃなくて開幕前
・・・・ということで同行者と待ち合わせたら脇のビルから歌舞伎座内の食堂に。
幕内じゃないけど幕の内弁当をいただきました。
で、食べ終わると入場は正面からじゃなく歌舞伎座内のその食堂の入り口から入場。
なんかいつもと勝手が違うので???でした。

八月納涼歌舞伎第三部 @ 歌舞伎座

そのまま初日に続いての中村屋の野田歌舞伎の再見。

少なくともいままでの野田歌舞伎よりも野田さんの色は強いと思えるし、
最終幕の満開の桜の下での耳男と夜長姫のやりとりは、遊民社時代のときよりも映えていて歌舞伎ならではを感じさせた。

そのためにも中村屋の兄弟の芝居自体が説得力をもって魅せるようになっているからだろう。
少なくとも七之助は前回の野田歌舞伎「愛陀姫」のときよりも断然うまくなっている。

初演では段田安則が演じたオオアマの染もこの芝居に関しては悪くなかった。
今回の納涼での染は二部のYJKTも含め安心して観られるほどだった。
(でも幸四郎襲名はなぁ・・・・)

脇も野田歌舞伎ではおなじみな扇雀、彌十郎、亀蔵にならび福助の息子児太郎、三津五郎の息子巳之助も顔をそろえしっかりしたものに仕上げている。
なかでも一際目を引いたのは澤瀉屋の猿弥さん。
耳男、オオアマとならび重要な役どころマナコで魅せ場も多いが、その期待にも十分応えた芝居だった。
この人4月の中村屋の赤坂での新作歌舞伎でもジャイアンみたいないい役どころ演じたし、納涼歌舞伎のYJKTでも事件を扱う同心役も務めておりメキメキ頭角表していますな。
そういえば蜷川さんの「元禄港歌」にも出ていて印象に残っているし、結構注目なバイプレーヤーとなりましたな。
来年のシスカンパニーでの蜷川さんの「近松心中物語」にも出るみたいでそっちも楽しみ。

とにかく今回の野田歌舞伎はいつもながらに役者のアンサンブルがすこぶるよかった。
だからこそこのメンツでこの芝居、海外に持っていってほしいなぁ・・・・

ちなみに初日と違ってカーテンコールに野田さんは出てきませんでした。

野田歌舞伎はこの再演が観たいのですが・・・


野田版 桜の森の満開の下
耳男    勘九郎
オオアマ   染五郎
夜長姫    七之助
早寝姫    梅枝
ハンニャ   巳之助
ビッコの女  児太郎
アナマロ   新悟
山賊     虎之介
山賊     弘太郎
エナコ    芝のぶ
マネマロ   梅花
青名人    吉之丞
マナコ    猿弥
赤名人    片岡亀蔵
エンマ    彌十郎
ヒダの王   扇雀
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