沖縄では、もし時間があれば、那覇の桜坂劇場で、映画を観ることにしている。牧志公設市場近くの桜坂にあるこの劇場は、大作中心のシネコンに対し、ミニシアター系の秀作やドキュメンタリー作品を、主に上映し、一番規模の大きなホールAでは、時にライブ等も開催される、3スクリーンの映画館で、場内には軽食と喫茶の「さんご座キッチン」や、様々なテーマの講座を開講している「桜坂市民大学」、それに、映画や沖縄をテーマにした新旧書籍を扱う書店が併設され、間違いなく、沖縄文化の重要な発信拠点のひとつになっている。大ファンなので、映画を観る余裕のない時も、滞在中、1度は必ず寄って、さんご座キッチンで、珈琲を飲むことにしている。
今回、観たのは、石垣島に台湾から移住した家族の3世代にわたる歴史を描いた、黄インイク監督によるドキュメンタリー映画「海の彼方」と、TBSの佐古忠彦が初監督したドキュメンタリー映画「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」の2本。前者は、観た日が初日で、黄監督と、出演者のひとりで、ヘビメタバンド「セックスマシンガンズ」のメンバーでもある玉木真吾によるトークと、玉木のミニライブも、上映後に開催され、ラッキーでした。
前者は、沖縄で暮らす台湾移民の今を描く3部作の第1弾とのことで、非常に興味を持ったが、上映時間が長く、やや冗漫な感も、正直、抱いた。後者は、瀬長亀次郎の孤高な闘いを、今日の辺野古等の、いわゆる島ぐるみ闘争の、いわば先駆者として描くという視点のハッキリした作品だが、ことさらカメジローを「聖人君子」化して描く手法には、私的にはやや違和感も・・。まぁ、「ニュース23」等で、いつも観ていた佐古キャスターの生真面目な姿勢は、よく伝わってきますが・・。
特に、後者は大人気で、会場は満席状態でした。
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