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2017年09月04日21:19

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地元池袋で喬太郎、鯉昇の古典をたっぷりと・・・

スティーリー・ダンのウォルター・ベッカーが亡くなられた。
昨年ナイアガラでライヴを観たときはお元気そうだったので意外としかいいようがない。
あのライヴでの佇まいが好きだったのだがまことに残念である。
奇しくも今月スティーリー・ダンの盟友であるドナルド・フェイゲンがソロで来日するが、今後は二人揃ってということはなくなるので寂しい限りである。
どちらにせよどんどんと好きだった洋楽ミュージシャンが亡くなっていくので、ライヴはやはり今のうちに観ておかないとね。
何はともあれ合掌。

8月11日の祝日は昼から地元池袋の芸術劇場へ。
いつも落語は地下の小劇場が多いのだが、今回はめずらしくも中くらいのプレイハウスでの開催。それでも今日の顔付からすでに完売はしていましたな。

瀧川鯉昇、柳家喬太郎 2人会「古典しばり」@ 東京芸術劇場プレイハウス

鯉昇師匠ときょん師匠にによる毎年恒例のそのまんま古典落語のみの会。
きょん師匠にとっては前日までの10日間鈴本(演芸場)で毎日ひねりだすように新作の三題噺を作るという鬼のような企画のあとだったので、ひさびさの古典は解放感があったのでしょうな、この日が祝日というのが頭になかったようです。
(もっとも客席から「今日のお題は?」という手厳しい声も)

最初のきょん師匠の1席は「義眼」
最初にでてくるお医者さんの眼のあつかいが、やはり古典の「綿医者」のようにぞんざいだったりするのがきょん師匠の語り口で結構滑稽に思える。

鯉昇師匠の1席目は「武助馬」
これはお初に聞きますが、素人役者の芝居に関係した噺であり
「七段目」に通じた面白さがあった。

中入り後の鯉昇師匠は「蛇含草」。
上方の桂吉弥さんや一之輔でも聴いたことのあるネタですが、
先の二人とは違った口跡であり、
餅を食べる仕草がとっても面白かったです。
ただ個人的にはこれから派生した「そば清」のほうがちょっとシュール感もでて好きですな。

トリのきょん師匠のは三遊亭圓朝の命日ということもあって「牡丹灯篭」のお札はがしのくだり。
きょん師匠らしいひょうひょうとした感もあり、それでいてぐいぐいと引き込み聴かせる内容でもありました。
きょん師匠は「牡丹灯篭」は栗橋宿のパートもレパートリーにあるようなので、こっちも聴きたいものです。

おなじく圓朝もののこの一本またきょん師匠で聴きたいなぁ・・・


ーやかん        瀧川 あまぐ鯉
ー義眼         柳家 喬太郎
ー武助馬        瀧川 鯉昇
---中入り---
ー蛇含草        瀧川 鯉昇
ー牡丹灯篭
 〜お札はがし〜    柳 家 喬太郎
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