［趣味］知ってはいけない 隠された日本支配の構造

勝手に週刊連載TL「俺の本棚」第89回。
今回はこれ。
矢部宏治さん『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』。


全9章は以下の通り。

第1章 日本の空は、すべて米軍に支配されている
第2章 日本の国土は、すべて米軍の治外法権下にある
第3章 日本に国境はない
第4章 国のトップは「米軍＋官僚」である
第5章 国家は密約と裏マニュアルで運営する
第6章 政府は憲法にしばられない
第7章 重要な文書は、最初すべて英語で作成する
第8章 自衛隊は米軍の指揮のもとで戦う
第9章 アメリカは「国」ではなく「国連」である


矢部さんの本を読むのは今回で3冊目。
『日本はなぜ「基地」と「原発」をやめられないのか』
『日本はなぜ「戦争ができる国」になったのか』
の2冊。
内容としては、それらのおさらいも含んでいます。
とはいえ、今だに信じられない、否、信じたくないような「事実」が山盛り特盛り。
そう、内容は公文書レベルの(主に機密解除されたアメリカ側の)厳然たる事実。
戦後の混乱期に結ばれた「密約」が、実は今なお打ち消されていないという事実。
「戦後レジーム」が、実は「朝鮮戦争レジーム」である事実。
「戦後日本」の飼い主が、アメリカ合衆国そのものではなく、米軍だという事実。

とにかく、一昔前ならいわゆる「陰謀論」などと一笑に付されただろう、悪夢のような「事実」。
安穏とした人生を送りたいなら、なるほど表題通り「知ってはいけない」内容、でしょうね。