『仮面ライダーエグゼイド』終わる

　というわけで、『仮面ライダーエグゼイド』は先週末が最終回でした。
　いちおう建前としては子ども向けの番組ってことになってますから、一年もの長丁場をやってきて最後まで結末は予想がつかないなんてことはなく、まずまず順当にラスボスを倒して大団円を迎えました。

　ゲームと医療という、あまり相性のよくなさそうな組み合わせを最後まできちんと踏まえつつ、中だるみもなしに走りきったなと思います。
　偏見かもしれませんが、昔の特撮番組はわりと平気で途中から基本設定をぶっちぎっていた印象があるのですけど、本作では丹念に細かい設定も捨てずに拾っていました。そのあたりは新しい世代のシナリオライターというか、いま売れているコンテンツは当然のようにマルチメディア展開しますから、版権元のチェックも厳しく、そういうことにきちんと対応しながら、なおかつおもしろい話を書けるということが、求められているのではないでしょうか。

　とはいっても、終盤はゲームのルールの細部をついて局面をひっくり返す展開が多く、正直あまり起きていることが把握できてませんでした。

　来週からは『仮面ライダービルド』が始まります。名前からすると、ダムを建設したり、トンネルを掘削したり、ビルを解体したりするゼネコン系ライダーを想像しますが、科学者だそうです。しかも、薬品を混ぜたりプラントみたいなものを作ったりするのに、専門は物理とのこと。やっぱ、核実験とかしますかね。するわけないか。


　でもって、番組は終了しましたが、京急で開催されている仮面ライダーエグゼイドのスタンプラリーは本日31日まで続いています。



　夏休みスタンプラリーなどという、明らかに子ども向きの企画に手を出すなんていかがなものかてな話ではあるのですけど、駅は5つまわるだけでいいという手軽さに惹かれてしまいました。
　その5つとは、平和島・京急蒲田・京急川崎・横浜・上大岡。この中で最も縁遠そうなのが快特や特急が止まらない平和島なのですけど、実はここへはちょくちょく通っています。競艇じゃなくて、ラーメンですけど（なんか恥ずいなー、このカミングアウト）。

　京急川崎は、私にとってとりあえずここへ出ないとなにも始まらないほどのところです。横浜もなにかしら用事はあって、月一ぐらいでは出ます。ここまでのスタンプをゲットしました。

　上大岡はですね、漠然とそんな気がしているだけですけど、京急の駅の中ではここが一番大きいと思います。横浜・川崎・品川あたりの駅はそんなに大きくありません、京急。なので、そんな京急の本気を堪能するため、ここを一度はぶらぶらしてみたいと思っていて、期間中にそういう機会があるかもと思っていたのですけど、そんなものはありませんでした。

　蒲田は自分の中で蒲田ブームが下降期に入ってまして、今は出不精モードなので、「蒲田にあるものならどうせ川崎にもあるしな」と思ってしまってどうにも足が向きません。

　もちろん、終わらせるだけなら、今日一日で十分にコンプリートできます。しかし、始めるときに、スタンプラリーのためだけに当該駅へは行かないことと、かならずしも完了させないことを決めていました。

　最後までやってみないとわからないこともありますから、なんでも手をつけただけで終わらせず、途中で放り出すのは当然ながら好ましくありません。といって、できるところまでやっただけでわかることもかなりありますから、どうせ最後までできないからと最初から手も出さないのももったいないと、近ごろはそんなことを思うようになりました。

　もちろん、スタンプラリーを完走しようが、途中で降りようがどっちでもさしたる違いはないのですが（どうせ景品をもらうつもりはないので）、自縄自縛を逃れる予防策として最初にそう定めていたのです。
　スタンプラリーなんて気楽にやればいいのですけど、そのあたりは性分なので仕方がありません。


　個人的には鶴見線のスタンプラリーなんかもおろしろそうです。東京と横浜の間、川崎駅からほど近いところにあんな秘境が存在するなんて、驚く人はけっこう多いんじゃないんでしょうか。高尾山なんか登ってる場合じゃありません。
　ただし、無人駅ばかりなので、参加者が多かったとしても、運賃がごまかされ放題であまり収益には結びつかないかも。