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2017年08月16日05:47

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子どもにコーヒーを与えてよいのか

コーヒーの摂取は、大人でも良くないことは広く知られています。それが、体の小さい子供の場合、体に与える影響はどうなのでしょうか。カフェインは、コーヒー・カカオ・茶葉などに含まれる成分で、それらを原料とする様々な食品に含まれています。また、食品添加物として炭酸飲料などに使用されています。

カフェインには、中枢神経系を興奮させ、眠気を覚ます、一時的に集中力を高めるなどの作用があります。一方で、摂り過ぎると、頭痛、心拍数の増加、不眠、下痢などを引き起こします。子どもは体が小さいので、体内濃度が高くなりやすいのです。

また、感受性が高く影響を受けやすい、臓器の未熟さから代謝・排泄に時間がかかるなど、成人よりも身体に負担がかかりやすいのです。さらに、睡眠は成長ホルモンの分泌が盛んになり成長を促すため、睡眠時間が短くなれば成長を妨げることにもつながります。

イスラム圏ではカフェインは禁止されていますが、日本では摂取許容量の基準はないのです。一方、海外には、摂取目安量を設定している国があります。欧州食品安全機関が2015年に発表した「カフェインの安全性に関する科学的意見書」では、健康な成人が摂取しても安全と考えられるカフェインの量を示しています。

成人でも摂り過ぎは、自律神経のバランスが崩れ、胃の運動が低下すること、胃を保護する分泌物が減ること、そして食べ過ぎなど、さまざまな要因が重なることで症状がみられることがあります。具体的には次の症状が現れるといわれています。上腹部不快感、腹部膨満感、胃もたれ、悪心、食欲不振などです。

また、過剰摂取は肥満や虫歯など、健康を害してしまうこともあります。子どものうちから慣れてしまうと、知らず知らずのうちに摂取量が多くなってしまう危険性があります。子どものうちから肥満になると、大人になってから痩せにくく、太りやすくなると言われています。これには、脂肪細胞の増え方が関係しています。

一般的に脂肪細胞の数が活発に増殖するのは乳幼児期と思春期です。そして、一度増えた脂肪細胞の数は減りません。そのため、小児期や思春期の肥満が成人の肥満に移行すると、痩せにくく太りやすくなってしまうのです。今は清涼飲料水が手軽に手に入る時代で、お子さんが飲む機会も増えています。大人が飲んでいるものに魅力を感じます。

できるだけ控えることが望ましいです。また、影響には個人差がありますが、カルシウムを摂取するときはコーヒーは避ける必要があります。コーヒーのカフェインはカルシウムを阻害してしまうからです。コーヒーは中毒性があるので毎日飲む習慣のある方は下腹が出てきます。

それはコーヒーに含まれているカフェインが、感受性を鈍らせインシュリンが分泌されるようになるので、スポーツ選手は敬遠しています。コーヒー1日4杯以上呑むと、死亡リスク高めるとアメリカの研究チームが発表しました。毎日4杯以上のコーヒーを飲む55歳未満の人は、飲まない人に比べて、死亡率が高いとする疫学調査結果を、米サウスカロライナ大などが米医学誌に発表しました。

「若い人はコーヒーを毎日3杯までに」と注意を呼びかけていますが、中毒性があるので難しいようです。米国の約4万4千人にコーヒーを飲む習慣を書面で尋ね、その後17年ほど死亡記録などを細かく調べた結果です。死亡率は、男性で1・5倍、女性では2・1倍になっていました。

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