京都に一泊旅行

　大阪の夜空を彩る天神祭りの翌日、京都に一泊旅行をした。
　戻り梅雨で曇り空だったが、琵琶湖バレイに着く頃には、カラッと青く晴れわたっていた。「晴れ男」と「晴れ女」故に当然である。人気の「びわ湖テラス」は若いカップルや賑やかな家族連れでいっぱいで、湖岸の街並みを遥か遠くまで眺められた。まさしく絶景だ。学生時代に比叡山頂の幽霊屋敷に入った頃が何故かふと思い出された。
　夕方、ホテルのバスで貴船に行き、川床料理を食べた。３年連続だ。市内よりも10℃近く気温が低いというが、帰りのバスの冷房が効きすぎていたこともあって寒いほどで、宿に戻ると直ぐに熱い目の湯に浸かった。
　次の日は、幕末に薩長や会津が戦ったことで有名な京都御所の蛤御門の辺りを散策した後、再び琵琶湖に向かった。浜大津港から「ミシガン」に乗船した。これも梅花学園に奉職していた頃、元校長の森脇先生やＰＴＡの人達と同行した懐かしい思い出がある。
　帰途は京都東から名神高速に乗ったが、渋滞情報に接し大山崎から京滋バイパス〜第2京阪という怪しげな指示に惑わされて、一般道を利用した場合よりも僅かに半時間しか早く帰れただけであった。失敗は付き物だが、お金が勿体なかった。