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2017年08月08日18:53

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早池峰山　H29.08.02

漸く百名山も残す所は後、東北の3座と、南アルプスの4座と、北海道の8座と、屋久島の宮之浦岳のみとなりました。今回の東北遠征ではその3座を登る為に出掛けたのですが、流石に睡眠時間を削っての2200kmを超える道程は疲れ切ってしまいました。後は今年の9月に南アルプスを登ってしまえば、百名山巡りも一先ずは終了という事になります。屋久島については来年に5日位の休みが取れたならば行けるのですが、北海道は…多分、休職でもしない限り無理そうですね。職場では定年退職した後にと冗談で話しています。

当初はバイクで出掛ける積りであったのに、その道程に嫌気が差してしまったので車としました。最近はどうも弱腰になっていけません。今回の3連休も夜勤明けとあって余り眠れない儘に、夜中の1時に家を出ると高速を飛ばしました。途中で何度か仮眠を挟みながら、花巻ICで下りて早池峰山の登山口である河原坊に着いたのは15時前で、流石にここから歩き始めるのは無理があったので（因みに河原の坊コースは2016年5月に登山道の一部が崩落し通行禁止）、駐車できるかどうかは判らなかったけれども小田越まで車を走らせました。幸いな事に駐車スペースを見付ける事が出来たので急いで支度を済ませると、15:20から登り始めました。最初は何でもない樹林帯であったのに、直ぐに目の前が開けてごろごろとした蛇紋岩の岩礫地となり、高山植物が咲き誇っている姿に、流石は東北の名山だなと嬉しく思えて来たのでした。因みに東北地方は本日が梅雨明けで、下界は相当な暑さだったのですが、ガスの掛かったここは全くの別世界でした。もうこの時間になると誰も居なかったので、たった1人の登山を楽しむ事が出来ました。

㊧　小田越コースから早池峰山、一合目
㊨　六合目付近

それにしても標高は地元の大峰山と殆ど変わりはないのに、緯度や地質等の違いによってこうも山の様相は変わる物なのかと驚いてしまいます。ここと比べると大峰山は未だしも包容力のある女性的な山であったのかなと思ったりもします。岩稜帯の、別にどうって事もない鉄のハシゴを乗り越えて暫く行くと、間もなく16:35に山頂に辿り着きました。

㊧　八合目付近のハシゴ
㊨　山頂直下、避難小屋が見える

山頂の避難小屋では3人の方が宿泊されていました。私は明日は2つの山に登らなければならないので、このまま下りる事にします。遅い時間だったので心配していましたが、これならば夕暮れまでには間に合いそうです。撮り忘れた高山植物にカメラを向けながらゆっくりと下って行ったのですが、1つ残念な事が…肝心のハヤチネウスユキソウが撮れていませんでした(´・ω・｀)