■中継ぎエース谷元を中日へ金銭トレードした日ハム方式は間違っていないのか
(THE PAGE - 08月02日 10:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=4697847
日ハムの谷元圭介投手(32歳)が、先月末に中日に金銭トレードですか。身長167cmの“小兵”で、三重県鈴鹿市出身なので、クライマックス・シリーズ進出の期待が少しばかり出てきた地元の中日への移籍なてなった次第でしょうか。NPBでもいつの間にか、MLBに倣いトレード期限を7月31日にしたようですが、シーズンも終盤戦にさしかかるこの時期にMLBがトレード期限を定めている(ウエイバーを伴わない純然たるチーム間での交渉によるトレード)ことで、AL、NL両リーグの各地区での首位争いやWild Card(AL、NLそれぞれで地区の首位にいないチームのうち上位2チーム)を競うチームがPlayoffに進むための戦力強化として、成績の良くないチームに所属する、特にシーズンオフに契約が切れる選手などを獲得するトレード競争が盛んになり、その移籍、さらには交換要員、特に、主にマイナーの有力プロスペクト選手が話題になりますね。
つまり、“買い手側”となる成績の良いチームは戦力強化を図り、“売り手側”となる成績の良くないチームは今季のペナントレースに注力することより、“買い手側”の有力プロスペクト選手を得てファーム組織を整備することを優先することが眼目となるわけで、今年のMLBでは日ハムのOBであるダルビッシュ有がRangersからマイナーの3人のプロスペクトとの交換トレードでDodgersに移籍したことが話題になりましたが、今年でRangersとの6年契約が切れるため、この時期の有力トレード候補の一人として、全米でもその動向が話題になっていました。
記事によると、谷元圭介はすでにFA権を取得しており、中日がクライマックス・シリーズに進める可能性がある状況にあるからこそ、“今のうちに手を打つ”となったと言えるでしょうね。本拠地である札幌ドームの高額な使用料ゆえ移転計画が進められている日ハムとしては、選手の年俸総額を出来るだけ抑えたいとなれば、出す動機がなおのこと明確にあるのかもしれません。
「あり得ない」「意図を説明しろ」「ファン辞める」「FA権を得たら捨てることはいい加減やめたら」「残り試合を消化試合にするつもり?」「せめて交換トレードにできなかったのか」など、日ハムのファンからは批判が相次いでいたようですが、「最後まで諦めずにペナントレースを戦って欲しい」と言うファンにとっては、“敗北宣言”に等しいようなコンセプトのトレードなど受け入れられるとも思えず、二軍の選手(可能ならば、あるいは育成)でも良いから交換要員がいればと、私も思いますね。不成績でも「来季以降を楽しみにできる」と言うプラス要因を見出だすことができますし。
MLBについて、広岡達朗は「マイナー組織の底辺が広く、立派な人材のピラミッドが形成されているため競争の原理が働く。日本の野球界とは形が違う」としていて、「大事に育てることが大事で、そこにメジャー式の経営をそのままあてはめれば軋轢が生まれるだろう」と結んでいますが、ルーキー級、A級、AA級、AAA級と多層にわたるマイナー組織を有するMLBと異なりファーム組織や人材に限りのあるNPBにおいて、MLBと同等に交換トレードを成立させることは難しく、このスタイルは日本(NPB)の風土には馴染まないのではないかと思いますね。MLBに倣って、トレード期限を7月31日に延ばしたのは“正解”だったのか、そのあたりの検証も必要になるかもしれません。
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