この記事を読んで一番驚いたのは上記のこと。
卵巣内卵子は「原始卵胞」という状態でいるんだが、
卵子周囲に薄く卵胞細胞が取り巻いている状態だね。
この原始卵胞が成熟していくというのは、
周囲の卵胞細胞が増殖してホルモンを出し、卵子周囲に卵胞液がたまり、
卵胞液中のホルモンで卵子が成熟して受精可能な状態になる、というもの。
原始卵胞は直径で1ミリくらいしかないが、
卵胞液がたまった成熟卵胞は3から5センチになる。
中心部にある卵子は1ミリのままだけど、見かけ同じでも中身はオトナさ。
成熟卵子にならないと精子を受け入れて受精卵になることができない。
ワシが不妊治療専門でやってたころの大問題は、卵巣で成熟卵子ができない人に、
いかにして成熟卵子を排卵していただくか、ということだったんだが
今や「卵巣から原始卵胞を取り出して成熟させる」技術があるわけだ。
まあそれにしても卵巣で成熟した卵子より受精率が低いから、
なんとかして受精率を上げたい、というのがこの研究の主旨。
結婚前にがんになって卵巣を一部冷凍保存したという場合、
これまでは本人のカラダに卵巣を移植して卵巣が生き返るのを待って
不妊治療なりなんなりを行っていた。
ただし、移植した卵巣が100%生着するとは限らない。
この研究で成果が出れば、
卵巣をカラダに移植しなくても冷凍卵巣そのものから原始卵胞を取り出して
成熟させ、体外受精を行うことがふつうにできるようになる。
不妊研究で受精卵作製 初申請
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4693067
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