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2017年07月22日09:32

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地理的条件が大きく効くので何とも言えないが


 昨夜は待望の、と言っていいぐらいの降雨があった。深夜になってからだったが雨音と共に雨が落ちてきた、その雨音を聴きながら眠りについた。
 一雨来たことで、今朝は少しすごし易い涼しげな風が吹いている。

 豪雨が温暖化の影響だ、というのは想像の域ならともかく、論理的説明をするには根拠が乏しすぎる。もし気温が高ければ空気中の水蒸気が多くなり、雨の量が増える、というなら暖かい地方ほど雨の量が多い、ということになろう。でも、日本海側では冬に降水量が大きくなる、という事実はそれより気温の高いであろう、例えば和歌山県での降水量の説明にはならない。
 多分に、海流や地形が降水現象と関係があるだけに、単純な議論はできない。そもそも気候に関する知見には、人類が十分持っていない部分は多々ある。原因をざっくり「温暖化」というには、あまりにも論理がぜい弱で議論に耐えられないのは確かである。
 なぜ、短時間で膨大な雨が降って、あんな信じられないような洪水になってしまったのか、についてはまず局地的な地形と、どんな気圧配置から出現したか?またその時前線の両側にあった大気の状態を詳細に調べるところから始まる話だと思う。
 一般人向けに書かれた記事だということははっきりしているが、だからこそ何も議論できない一般人に対してなら、原因が単一でそれこそが「悪」みたいな書き方は、民衆の心理誘導になってしまうし、ひいては選挙での票集めにも使われてしまう。

 私が知っている話が少なくて、参考程度にしかならないが、昭和の30年代ぐらいまでは、地元の高槻では洪水が起こるのは「当たり前」だった。淀川の水があふれてくるのである。それが、その後急激に無くなるのである。よもや雨が降った量が減ったわけではあるまい。
 洪水が起こるか起こらないかは、単純な雨量だけの問題ではない所には注意が必要である。

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■集中豪雨の原因は地球温暖化? 九州北部豪雨
(AERA dot. - 07月22日 07:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=4680358

 米国が地球温暖化対策の国際ルール「パリ協定」から離脱すると発表するなど、地球温暖化への逆風が目立つ。だが温暖化が招く危険は、海水面上昇や高温による砂漠化などだけではない。大雨や強風などの短時間事象、干ばつや冷夏などといった「異常気象」の頻度が高くなるのもそのひとつだ。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書などもその可能性が高いと指摘している。では、今回の九州豪雨のような集中豪雨の頻発は、温暖化のせいなのか。

 日本の平均気温は、長期的に100年あたり1.2度ほど上昇しているとされる。降水量はどうか。気象庁が1976年から2016年までのアメダス観測で1時間に50ミリ以上の降水(非常に激しい雨)がどの程度発生したかを調べたデータによると、増加傾向は有意に認められるという。

 気温が上昇すれば、空気中の水蒸気の量も増えそうだ。実際、日本の年間平均気温と降水量最大値の関係を見ると、気温の上昇は降水量最大値の増加のひとつの原因となりそうだというデータはあるという。シミュレーションによる予想もあるにはある。ただ、集中豪雨の程度は、気象条件や地理的条件とかなり密接な関係にある。一つ一つの例の検討が不可欠で、集中豪雨が増加する原因が温暖化だと言い切ることは、難しいだろう。

※AERA 2017年7月24日号
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