エッセイ集504：「安倍首相の『説明責任』を考える」

安倍内閣支持率が30%を切り、安倍首相の「説明責任」が厳しく問われているが、これは滑稽なお話である。

安倍首相は、弁解の余地があるならとっくに「説明責任」を果たしているだろうから、弁解の余地がないというのが実態だと考えるのが自然である。

そして、弁解の余地がないことに「説明責任を果たす」ということは、「嘘を嘘で上塗り」するということである。

多くの国民は、「説明責任を果たす」安倍首相をこういう冷めた目で改めて観察できることを、結構楽しみにしているのではないだろうか。