白鵬ただ1人全勝、初対戦の宇良下す 名古屋場所
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大相撲七月場所中日八日目、横綱白鵬は東前頭四枚目宇良に立ち合い左に開いて中に入れず突き放し、右手万才にさせて掬い投げに退け中日勝ち越し、通算白星を第58代横綱千代の富士にあと1勝に迫る1,044勝に乗せ、横綱日馬富士は西前頭四枚目の輝に押し込まれる展開を許しながら下手出し投げで制して二敗を守り、一敗で追走する大関高安も前頭五枚目千代翔馬に立ち合い右かち上げからやや時間を要しながらも寄り倒しに仕留めて星一つ差をキープ。白鵬とともに全勝に並んでいた前頭八枚目の碧山が前頭六枚目の阿武咲の小手投げに屈したので、白鵬が全勝で単独トップ、以下、高安と碧山が一敗、日馬富士と前頭六枚目の阿武咲 、前頭十枚目の千代大龍、前頭十三枚目に下がっている宝富士が二敗グループを形成する展開となりました。
さて、今日の横綱戦二番は、上位陣の半数近くの休場で東西前頭四枚目の若手が揃って登場することになり、結び前で白鵬と相対する宇良、結びで日馬富士と顔が合う輝ともに初の横綱戦となりました。特に小兵の業師宇良は初の上位との対戦が横綱白鵬となり、今場所を代表する好取組の一つが中日に組まれたことになりましたね。立ち合い、宇良がこの第一人者に立ち合いどんな手を仕掛けるかなど注目の中、白鵬は立ち合い宇良を中に入れず、落ち着いて捌いて掬い投げ。テレビ中継の画面に映し出された投げを決められ立ち上がる宇良が目の前の横綱に軽く一礼をしたシーンが、印象的な一番でした。
その後の結びの一番に登場したのが西前頭四枚目の輝(23歳)。石川県の七尾市の出身で、中学新卒の「叩き上げ」として高田川部屋(師匠は元関脇安藝乃島)に入門、新弟子検査時の体格が身長193cm、体重145kg(現在は身長193cm、体重158kg)であり、その体格から全国の相撲強豪高校からも注目されており、「大物ルーキー・達綾哉」として話題を集めていました。幕下でいくらか伸び悩みながらも平成26年十一月場所での十両昇進時に父方の遠縁にあたる同郷の第54代横綱輪島大士(わじまひろし)、さらに翌年に開業を控えていた北陸新幹線の「かがやき」に因み「輝大士(かがやきたいし)」という四股名を命名されたという経緯があります。
平成28年一月場所で新入幕となりましたが、体格を生かした突き押し相撲の一方、立ち合いの当たりが今一つで腰高の傾向もあり、年齢の割りにぶよぶよした体つきなのも“諸々の課題”で、それほどめぼしい活躍も見せていないのに番付運に恵まれて西前頭四枚目に上がってきた印象がありますね。
その輝の横綱戦であり、通算金星16個(歴代最多)を誇る師匠がどんなアドバイスを送ったかとかも話題になりましたが、体格に勝る輝が横綱を押し込む展開に持ち込む場面もありましたが、最後は日馬富士らしい豪快な下手出し投げで勝負あり。宇良以上に善戦した印象の一番でした。明日は輝が結びで白鵬、宇良が結び前で日馬富士と、連休に横綱戦が続くことになりますね。
その他。大関豪栄道は埼玉栄高校の後輩である前頭二枚目北勝富士に相撲を取らせず寄り切りで一蹴、大関の貫禄を見せ、一番しか勝てずに上位戦を終えた貴景勝は関脇御嶽海を押し倒しで一蹴、二勝目を挙げました。
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