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2017年07月14日21:47

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小倉貴久子のモーツァルトのクラヴィーアのある部屋 第28回

日時 7月7日
会場 近江楽堂
〔ゲスト〕B.クリストーフォリ Bartolomeo Cristofori [1655-1732]
出演  小倉 貴久子(クラヴィーア)
曲目 ジュスティーニ:ソナタ ト短調 Op.1-1  D.スカルラッティ:ソナタ ト短調 K.8/ソナタ ニ短調 K.9  ガルッピ:ソナタ ハ長調  マルチェッロ:ソナタ 第4番 ト短調  ヘンデル:フーガ ハ短調/組曲第1集より第5番 ホ長調  モーツァルト:小品 ハ長調 K.9a、変ロ長調 K.15q、 8つの変奏曲 ト長調 K.24他
使用楽器:Klavier made by Akira Kubota after B.Cristofori [1726]


いつもはモーツァルト何らかの繋がりのあった作曲家がゲストだが、今回は趣を異にしてピアノの元祖であるフォルテピアノを発明したバルトロメオ・クリストーフォリのフォルテピアノが主役。現代のピアノのそのほとんどの機構はクリストーフォリの製作したフォルテピアノを継承しているといわれる。

今回使用される楽器はオリジナルを久保田彰氏が1726年に製作されたものをコピーして製作したフォルテピアノ。

最初期のフォルテピアノだから貧相な鳴りで博物館的な意味で聴くだけと思っていたらとんでもない間違いだった。小倉さんが弾くこの楽器からは若い貴公子を思わせるような好感の持てるとても明るく素直で素敵な響きが繰り出してきた。音域がやや狭い以外現代でも十分に通用する素晴らしい楽器だ。

クリストフォリのフォルテピアノ
ピアノは1700年頃フィレンツェで誕生しました。発明者はメディチ家の楽器製作家バルトロメオ・クリストーフォリ。ハンマーで弦を打つ新楽器はGlavicembalo col piano e forte(弱音と強音をもつチェンバロ)と名付けられ、長い名前が短縮されて「フォルテピアノ」「ピアノ」という呼称が生まれました。タッチによって強弱の変化や多彩な表現が可能となったクリストーフォリの発明は、現代のピアノへと継承されている基本的構造が多数ある。

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