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2017年07月11日11:57

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根本的には


 パチンコ玉と景品の交換を禁止すれば良いのだろうが、
 それはパチンコ屋がパチンコ屋でなくなってしまう。 という、営業側での問題があってできないのだろう。 とは言え、パチンコこそがギャンブル依存症を形成する温床になっているのであれば、景品との交換を禁止することで、大きな前進になるはず。

 問題は、客足をどうやってつなぎとめるのか?
 パチンコをしたい人たちは今までと同じように、お金を払って遊ぶわけだが、どれほど大当たりしても、その玉は「玉」としての価値しかない。その店で玉がなくなるまで遊ぶ、という使い道しかなくなってしまう。それでも、「パチンコは面白い」と、利用者が感じられればそれでよいのだろう。それでは面白くないと利用者が離れるのだったら、現代にパチンコという遊びは必要のないものになる。

 麻雀やカードゲームのように、他者との勝ち負けを決めるよなゲームは、たとえ何も懸っていなくても、勝ち負けというゲーム自体が面白いと感じる人は多いはず。
 パチンコは相手がパチンコ台だから、そういう人と人との駆け引きとか、心理戦術は全くないのである。まあ、どの台がでるのか? は、ある意味、店との闘い、なのかもしれないが、それも玉が出る、という事だけの話で、景品交換ができなくなった時、出る台はものすごく増えるのではないだろうか?

 ドル箱を沢山積み上げて、去年までだったら、このドル箱を現金にして一週間遊んで暮らせたのに、と昔を懐かしく思うところなのだろうか?


 行政的に、これまでの慣習もあるからいきなり景品交換は禁止にはできない事情も分からないではない。だが、これを機に段階的に、交換できる景品額の上限を規制したり、パチンコ玉の貸し代を1個当たり1円以下とする、などの政策を実施できるなら将来的にパチンコにギャンブル性を失わせ、単純な遊戯としての価値を残せるかもしれない。
 パチンコ業界は、こうした取り組みを積極的に受け入れることが必要だろう。一番大事なことは、ギャンブルという物事としてお金儲けをするのではなく、あくまで遊戯としてでも、これまで以上に売り上げを稼げる仕組みを自ら模索する必要性ではないだろうか?実際に、ゲームセンターなどはそうやって利益を上げているわけだから、まったく不可能な話ではない。
 景品交換などできなくても、大人が熱中して遊べる、というものはこの世界にはたくさん存在している。室内で、マシンを相手にした遊びであっても、そういうものの開発は不可能ではないはず。先例として「インベーダーゲーム」なんかもある。
 現状の「ルーレットが回る」という仕組みは、大前提が景品交換ができる、というところから派生しているわけだが、もしそうでないなら、どんな仕組みが熱中出来て面白いのか、は十分研究されるべきだし、また遊びそのものは誰でもできるような単純なものである必要もあろう。

 ちょっと時間があって、他にすることのないような時に、1時間だけ1000円使って遊べるようなお店。なんかが落ち着く先としてのイメージだろう。これが、朝から夕方まで遊んでも3000円しか掛からない、という仕組みも考え出されなければならない工夫だと思う。

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■パチンコ出玉制限、効果に疑問の声 依存症の支援団体
(朝日新聞デジタル - 07月10日 19:35)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4661565

 警察庁がパチンコとパチスロの出玉規制を強化する方針を決めた。ただ、依存症の問題に携わる人たちは改正案の効果を疑問視している。

 パチンコ店は全国に約1万1千あり、レジャー白書によると、市場規模は2015年で23兆2千億円、遊技人口は1070万人に上る。競馬、競輪などの公営ギャンブルの売り上げは計4兆7千億円だ。

 依存症の人や家族を支援するNPO法人「ギャンブル依存ファミリーセンター ホープヒル」(横浜市)の町田政明理事長は「依存症は病気であり、出玉を下げることでなくなるわけではなく、根本的な解決につながらない」と指摘し、「自助グループや施設で回復に努められる仕組み作りが大事だ」と話す。

 一般社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子代表は「勝てないと思っても手を出すのが依存症なので、規制の効果は未知数だ」と述べる。その上で、客が自ら使う上限額を決める「自己申告プログラム」について、家族も申告できるようにするなど実効性を高めていく方が効果があると訴える。(編集委員・吉田伸八)
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