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2017年07月08日13:24

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【美術】「タイ 〜仏の国の輝き〜」展

皆様、お今晩は。東京国立博物館にて8月27日迄開催中の日タイ修好130周年記念特別展「タイ 〜仏の国の輝き〜」に行って参りました。その感想です。


今年(2017年)は日タイ修好130周年にあたります。この節目の年に修好記念事業として展覧会を開催します。
タイでは、仏教は人々の暮らしに寄り添う大きな存在であり、長い歴史のなかで多様な仏教文化が花開きました。本展では仏教国タイについて、タイ族前史の古代国家、タイ黎明期のスコータイ朝、国際交易国家アユタヤー朝、現王朝のラタナコーシン朝における仏教美術の名品を通じて、同国の歴史と文化をご覧いただきます。また、日本とタイの交流史についても合わせて紹介します。


この展覧会を見て驚いたのは日本とタイの結び付きが意外にも濃かったことであります。江戸時代から交易があったと言うことと、『瑞鳥獣唐草文蒟醤八角箱』のように工芸品が日本に入っていて茶道具として珍重されていたこと。そして明治時代には上座仏教を修めた釈興然(しゃくこうねん)(三會寺第35代住職)によって日本に伝えられていた時期もあったとは寡聞にして初めて知りました。

今回の展示のハイライトは、第三部のアユタヤでありまして絢爛豪華な金で出来た象や舎利塔等は見応えがありますし、最終章のラタナコーシンでは『騎象仏陀三尊銀像』や『蓮華型銀器』や銀で出来た『香炉』も見応えあるのですが、今回唯一撮影可能なのが一番凄いお宝だったと言うのには驚くと思います。重さ600キロの『ラーマ二世作の大扉』でして、良くぞ日本に持ってきたものだと実際に輸送に当たった日本通運の斎藤隆技能長の凄さを感じたのでありました。


http://www.nikkei-events.jp/art/thailand/
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