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2017年07月04日14:09

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民進の存在意義って?


 「ない」

 と、一言で言ってしまうと、話が終わっちゃうので、もうちょっと何か言ってみたい。

 そもそも、自民党で総裁に成れなかった小沢一郎が(たぶん)新しい与党を作るためにやりだした仕事がきっかけだったと思う。
 一方で、55年体制下では野党第一党だった社会党は、村山政権で一度は政権奪取に成功する。しかし、政権に溺れて党は瓦解、支持層も困ったが選挙では惨敗していき、ついにそのよりどころとなる政党は(左翼勢力分裂の歴史よろしく)福島瑞穂率いる一派だけになる。

 そうしたあふれた政治家たちが、なんとなく一緒になって野党第一党、とか言っていたわけだが、一度政権を握ったときに、東日本大震災。
 有事の対応は極めて不適切だった。この悪い印象は、ぬぐい切れない傷となっていて、現状では個々の政治家を支持している人はいるとしても、党として支持できるものかどうかには大きな疑問符が付く。当然だが、橋下に近かった人材が集まった維新の会が分裂した時にその票欲しさに、「一緒になろう」とか、節操のないことをやっている。


 自分たちの主義主張が芯が通っているわけでもなく、その場しのぎの政権批判しかできないのでは政党としての魅力は育てられないだろう。その上代表が「蓮舫さん」では、もう終わったも同然だと、多くの人は感じるはず。
 若い人はどう思うのか知らないが、少なくとも私にとって蓮舫さんは、グラビアアイドル上がりの、容姿を売る政治家、にしか見えない。


 それでも、自民党から反逆した政治家、の受け皿にはなっているのかもしれない。
 そこに、小池新党が現れ、あっという間に都議会で与党を形成。

 自民党側にとっては、この結果自体は大きな政治戦略の中で活かされるべき出来事だろうが、民進党には反自民としての受け皿の地位さえ危ぶまれている、という状況。

 今後は、個々の政治家の動き次第だろう。
 小池新党のようなやり方で、一時的にも大きな議席を獲得できるのであるなら、なにも既存の政党に固執する必要はない。

 前例としても、近くには維新の会があり、政権を取った例として、細川政権がある。
 既に崩壊した「みんなの党」も、そうした前例を参照しながら勢力拡大を狙ったのだろうが、何分にも使い古されたような人材しか集まらなかったため上手くいかなかった。

 前世紀ならある程度票が読めた労働組合も、21世紀には余り大きな力とはなってくれない。これからの国政に、「浮動票」の動かし方は重要だろうし、インパクトのある新しい政治を持ち込む手法を誰もが模索したいところだろう。


 都議選の事だけを言うなら、あんなどうでもよい豊洲移転問題をすったもんだして、社会の注目を集め、自分の与党を作り上げた小池知事はくだらない政治家だと思うが、それでも踊らされた都民は、票を投じているのである。
 結果論だが、小池知事は都議選で勝利を収めた。 民進は何の注目を浴びることもなく、密かに破れてしまっている。今後、国政レベルでも新党に自分の議席が脅かされるなら、むしろ勝ち馬に乗る方が賢明だろう。

 まあ、小池新党が民進と手を組む、なんてことは到底考えられないが、ここから先は小池知事の意図とは関係なく、他の政治家が乗り込んできて色々やったりするかもしれない。

 劇場だと思えば面白いが、それ自体が自民党の政治戦略だとすれば、より強固な政権が形成されるだけなのでは? と思わざるを得ない。

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■「国政でも離党ドミノ起きるかも」 退潮の民進に危機感
(朝日新聞デジタル - 07月04日 07:55)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4650771

 自民、民進の国政2大政党がともに敗北して第2、第5勢力に沈んだ東京都議選。民進党が政権批判の受け皿になり得ていない現実が浮き彫りになり、3日の党執行役員会では、選挙総括の場を設けるよう求める声が上がった。さっそく離党者も出て、続投を決めた蓮舫執行部が厳しい党運営を迫られるのは確実だ。

 「壊滅的な議席数だ。ゼロからの出直しをしなければならない」

 民進の前原誠司元外相は3日、地元・京都での街頭演説で、都議選の結果に強い危機感を示した。「根本的に戦略を立て直す意思が今の執行部にあるかどうかが大きく問われる」と指摘し、「答えが見つからない限り、政権交代は夢のまた夢だ」と言い切った。

 民進は告示前から2減の5議席にとどまり、前身の民主党時代を含め、過去最低。そもそも公認した現職は18人いたが、離党ドミノで7人に減っていた。

 だが、野田佳彦幹事長は3日の記者会見で「野党第1党として自民党を追い込んだ」と強調。「政権準備のための政策や選挙準備に全力を尽くしていきたい」と続投する意向を表明。蓮舫氏について「選挙の顔が他にいるのか。(蓮舫氏は)結果を次に出す覚悟と決意を持っている」と述べ、辞任は不要との考えを示した。党内では予想されたほどの惨敗は免れたとして「5議席は善戦」(閣僚経験者)との声も上がる。

 一方、党都連会長の松原仁衆院議員は3日、「自民に対する国民の怒りの受け皿になれなかった。明快に敗北だ。5議席で一定の評価を出すようでは政権奪還をする政党にはなりきれない」と述べ、都連会長の引責辞任を表明した。

 選挙結果に対する党内の評価が定まらない中、蓮舫氏本人は党本部に姿を現したものの、受け止めを問う記者団に「明日、話します」と述べるにとどめた。

 そんな中、政調会長代理の藤末健三参院議員(比例)が2日夜、党本部に離党届を提出。3日に記者会見し「次の臨時国会で本格的な憲法議論が始まる。民進党では議論が深まっていない」と説明。「今は1人だが、仲間と中道の政党を立ち上げたい」と述べた。

 藤末氏への同調者は表面化していないものの、ベテラン議員からは「これから国政でも離党ドミノが起きるかもしれない。執行部がほおかむりし続けたら最悪だ」との声が漏れる。この日の役員会では蓮舫氏や野田氏に対し、「このままでは党が瓦解(がかい)する。党人事も含め、きちんとした方針を打ち出してほしい」などの意見が相次いだ。
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