14歳棋士が28連勝 歴代1位タイ
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私自身は将棋の腕前というモノを持ち合わせていない。
まぁ、志ん生師匠が、詰め将棋なんてわかんなくても、見ていれば何となく勉強になる……みたいな事を云っていたような気がするが、それよりも悪いレベルと思ってくれれば間違い無い。
それで連勝記録の件であるが、マコトにスゴイとしか云いようが無い。
勿論、私の語彙力を引っ張り出せば、ソレなりに様のある賞賛の文章を作れるのだが、ココは馬鹿が云うように、スゲー、と書いた方が気持ちが伝わると思う。
超スゲ−!!
そしてその裏側では、加藤一二三九段が人知れず……と、云う事もなく、或る種の華々しさの中で現役を引退された。
何が言いたいか、というと。
ひとつの世界で、時代がゴロリと動いたナァ、という実感である。
神武以来の天才として最年少棋士記録を持ち、名人位まで経験した棋士が去り。
その記録を打ち破った新世紀の最年少棋士が、連勝記録を塗り替える勢いを見せる。
しかも、確か非公式戦だったかドーだったか忘れたが、このふたりは対局をして、若い才能が勝利をしていたハズで或る。
今でこそ、歯抜けのちゃらんぽらんなじいさんという印象しか無い加藤九段であるが、長い現役生活の中で、大山康晴を始めとした歴代の名人と、文字通りの死闘を行っている。
俗に云う百番指しの数も3人と、大山名人に次いでおり(現在現役の羽生さんも3人達成)生きる伝説と評すべき名棋士である。
特に有名なのは、羽生さんがまだ若手の5段だった時のトーナメントで、当時のA級棋士(というか名人経験者全て)を若いのが破るという構図で、後の羽生さんの快進撃を予感させる戦いであったという。
勿論、加藤九段の独特のキャラクターがメディアやファンに好まれた、というのもあるとは思う。
それでも……
名人位をも手にし、天才と呼ばれた老兵、加藤一二三は去った。
最盛期には全てのタイトルを独占した、羽生善治だが未だ現役のA級棋士として君臨。
そして新しい才能が、連勝記録を作っている……。
と、まぁドラマチックすぎてゲップでも出そうだが、これが厨二病罹患者の戯言ではなく、現実に起きている事なのだから、どうしてもくすぐられるトコロが出てくる。
相変わらず、盤面を見てもロクに何が判るワケではないが、それでも改めて注目していきたい動向のひとつであると思っている。
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