阪神電車は阪神なんば線開業までステンレス車を本格的には導入しなかった。
試験的に導入したのと、阪神大震災の直後「急行型車両」の製造を請け負ってくれるところを探すと(子会社の武庫川車両はジェットカーの製造で手一杯)、Kawasakiのステンレスのラインが空いていたので、そこで9000系を作ってもらった。
ステンレス車は加工がしにくい。それは修理がしにくいともいえる。
阪神は下町を走り、それは踏切が多いことを意味する。
踏切が多いということは、踏切事故に遭う可能性が高い。
阪神は路線が短い。1日に何度も踏切を通るのである。
しかし、時代が進むと車の性能も良くなったので、踏切事故も減った。
また、下町で踏切ばかり、すぐ南を国道号線が走っているので、阪神本線はどんどん連続立体交差事業が進んでいった。
そうなると、ステンレス車でもよい、ということになった。
武庫川車両でないところだと、鉄道車両は路面電車以外はステンレス車が主力。
「外注」した阪神なんば線直通用1000系、新しい本線普通用ジェットシルバー5700系はステンレス車である。
さて、クマと衝突した大糸線の2両編成とは、「走ルンですローカル線仕様」とも言われるE127系100番台のような気がする。
製造時期からすると、「コスト半分、寿命半分」と言われた「走ルンです」だけに、車両の方はどうなったのだろうか。
クマ対策というなら
泉北高速鉄道のように「こっちもクマやぞ!」と描いておくか(『クイズ100人に聞きました』ではない)…
鉄板をつけておくか…
巨大なスカートをつけておくか…
■列車とクマが衝突 150キロのクマ死亡、乗客けがなし
(朝日新聞デジタル - 06月12日 23:06)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4617442
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