と或るデパートの、食器・カトラリー売場でのことだ。
「ご飯がいっぱいくっ付いて残る、話と違う!」と、販売員に猛烈に抗議をし、ウインドウの台の上に、ここで購入したらしい檜のしゃもじを叩き付ける女性客がいた。
しかし、話を聴いていると「しゃもじは水に濡らしてから使う」という基本的な使い方を、どうやら全く分かっていないようだ。
周囲に居合わせた客達の中には、思わず失笑する人達もいた。
するとその女性客は「そんな説明は受けていない」と居直った。
間もなく、私はその場を離れたので、果たしてその後どうなったのか、デパート側がどういった対処をしたのかは分からない。
それにしても、最近こういう人が増えているように思える。コモンセンスは時代で変化して行くものかも知れないが、せめて、しゃもじの使い方くらいは承知して置いて貰いたいものだと思うのだが。
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