映画「私、間違っているかしら」(1966年)
チラシより引用・・・「天国にいちばん近い島」で一世を風靡した女性作家・森村桂の自伝的小説を映画化。一風変わった個性の女子大生・桂(吉永)は、なかなか就職が決まらない。不器用な娘を陰ながら見守る母(淡島)の深い愛に胸打たれる。」
この映画も吉永小百合が出演していた。
映画の主題歌を吉永小百合が歌っていた。
(この時代の映画は主演女優が主題歌を歌うのが恒例だったのかな。)
片親だというので、そのことだけでも就職が決まらなかった。
学習院大学の学生なので、とても言葉使いが丁寧だという先入観を持っていたら、全然違っていた。
父親が作家であったが、もう既に亡くなっていた。
母親は、娘のことを気に掛けながらも そういう素振は見せず、趣味に没頭しているように見せていた。
出版社を希望する娘に、知り合いの人を何気なく引き合わせる母。
そんな母のことを気がついていない娘。
何とか出版社に入って仕事をするようになった娘。
同僚の人が 山本陽子であった。キャリアウーマンの役だった。
でも、あることがきっかけで出版社を退社。
学生運動をしている恋人のような人を浜田光男が演じていた。
仕事のことで悩んでいる時に母親に相談したら、「自分の思うようにやりなさい。」と、言われ、冷たい母親のように感じた娘。
でも、それは母親の愛情からの言葉だったと知る。
娘と母親の関係は 難しいなあ。と思った。
でも、母親と息子というのも もっと難しい気がした。
学生運動をしていた彼が、就職をするために 学生運動をしていたことを隠し、知り合いのコネで就職することにした。
そのことを理解しながらも、「私たちは 友人だ。」と言って、恋人ではなかったと言う。
彼と別れて、自分らしく生きようとする桂。
最後のシーンで、これまで付けていなかった口紅をひく場面が 印象に残った。
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