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2017年06月03日22:55

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東京で観たもの・聞いたもの(10) おしまい

映画「私、間違っているかしら」(1966年)

チラシより引用・・・「天国にいちばん近い島」で一世を風靡した女性作家・森村桂の自伝的小説を映画化。一風変わった個性の女子大生・桂(吉永)は、なかなか就職が決まらない。不器用な娘を陰ながら見守る母(淡島)の深い愛に胸打たれる。」

この映画も吉永小百合が出演していた。

映画の主題歌を吉永小百合が歌っていた。
(この時代の映画は主演女優が主題歌を歌うのが恒例だったのかな。)

片親だというので、そのことだけでも就職が決まらなかった。

学習院大学の学生なので、とても言葉使いが丁寧だという先入観を持っていたら、全然違っていた。

父親が作家であったが、もう既に亡くなっていた。

母親は、娘のことを気に掛けながらも そういう素振は見せず、趣味に没頭しているように見せていた。

出版社を希望する娘に、知り合いの人を何気なく引き合わせる母。

そんな母のことを気がついていない娘。

何とか出版社に入って仕事をするようになった娘。

同僚の人が 山本陽子であった。キャリアウーマンの役だった。

でも、あることがきっかけで出版社を退社。

学生運動をしている恋人のような人を浜田光男が演じていた。

仕事のことで悩んでいる時に母親に相談したら、「自分の思うようにやりなさい。」と、言われ、冷たい母親のように感じた娘。

でも、それは母親の愛情からの言葉だったと知る。

娘と母親の関係は 難しいなあ。と思った。

でも、母親と息子というのも もっと難しい気がした。

学生運動をしていた彼が、就職をするために 学生運動をしていたことを隠し、知り合いのコネで就職することにした。

そのことを理解しながらも、「私たちは 友人だ。」と言って、恋人ではなかったと言う。

彼と別れて、自分らしく生きようとする桂。

最後のシーンで、これまで付けていなかった口紅をひく場面が 印象に残った。









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