大阪市営地下鉄のように、同じ路線ばかり走るのなら、路線ごとに色分けは簡単である。
しかし、「直通運転」をすると「路線ごとに電車の色を変える」は意味をなさなくなってしまう。
例えば、JR宝塚線は東西線開業に伴い、JR京都線方面とJR東西線・学研都市線方面と直通運転が開始されたため
宝塚線の「黄色」は消滅していった。
一方で「あえて色を変えている」という理由もある。
たとえば阪神電車。
駅間隔が短いので普通は特急・急行から速く逃げ切るため、「普通専用の特殊車両」を使用する。
長年のイメージは
普通は「ジェットカー」と呼ばれ
普通以外は「急行形車両」という扱いで
と、「赤」「青」と電車どおしが離合した時に美しい色使いになるようにしていると言われている。
(近鉄奈良線直通準備前以前にも)試験的や震災直後にステンレス車両を導入したこともあったが、やはり
普通は
普通以外は
と「普通は青系」「普通以外は赤系」のイメージは継いでいる。
最も、近鉄奈良線直通対応車はステンレス車両で統一されているし
山陽電車の直通特急は5000系5030系でアルミの地銀そのままなので
とりあえず「阪神電車の本線の普通は青」である。
もう一例としては、京阪電車の京阪線。
(京阪電車で「京阪線」とは、京阪本線、鴨東線、中之島線、交野線、宇治線をいう。大津へ行く2路線は「大津線」と区別していう。)
長年のイメージで特急は
特急以外は
「これは特急!京都の七条(大阪の京橋)まで止まらないから気をつけろ!寝屋川市や枚方市には止まらないから気をつけろ!」の意味もあってか特急だけ色を変えていたとも言える。
これは、昔は
行先表示幕なんてなかったからであろう。
警戒色といえばJR大和路線を例にあげたい。
環状線は
阪和線は
大和路線の4扉ロングシートの103系、201系に限っては(4連車の奈良線運用車両も含め)白帯が入っている。
奈良盆地はよく霧が発生するので、視認性向上のためだと言われているが、3扉転換クロスシートの221系には白帯が無いのである。
昔、阪和線を走っていた103系には警戒白帯がありました。
電車の色にはこんな意味がある
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=4601288
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