勝手に週刊連載TL「俺の本棚」第73回。
今回はこれ。
伊与原新さんの『磁極反転の日』。
徐々に地球の磁場が弱くなり、それに伴う様々な現象が顕在化するSF。
それだけではなく、それと並行して暗躍する「おぞましい計画」が話の主軸になります。
天文学的スケールで見ると実際に繰り返し起こっている「磁極の反転」。
しかしながら、現代においてそれがどのような被害をもたらすのかは、実のところ未知数としか言えません。
そういう意味では富士山の噴火などにも通じる怖さがあります。
それ以上に不気味なのが人間の為すことだというのは、実に空恐ろしいと思います。
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