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2017年05月24日21:18

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【第72期本因坊戦七番勝負第2局】

■井山6冠が2連勝=囲碁・本因坊戦
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4587546

囲碁の井山裕太6冠(28)=棋聖、本因坊、王座、天元、碁聖、十段=に本木克弥八段(21)が挑戦する第72期本因坊戦7番勝負第2局が23日から島根県大田市の「熊谷家住宅」で打たれ、白番の井山本因坊が110手で黒番の本木八段に中押し勝ちし、シリーズの成績を2連勝とした。
第3局は6月8、9日に埼玉県熊谷市の「聖天山歓喜院」で行われる。

● 本木八段、初勝利は、お預け ○
http://www.nihonkiin.or.jp/match_news/match_result/722_2.html

注目の第2局は、黒番の本木八段が星と小目に対して白番の井山本因坊が小目と小目でスタート。
白の小目は向い小目という形である。
黒は締りを保留して、左下へ一間に掛かった。
白はツケヒキ定石を選択して、黒は繋ぎを保留して左上へケイマに掛かった。
白は三間高挟みしたが、左下が定石通りに開けない位置で、牽制した。
黒は大ゲイマに反対側から掛けて、白は裂くように一間トビしてツケた。
黒は外側からハネて、隅の実利を確保して、上辺の大場へ回った。
白、2の七は急所の一撃でココをコウ材の形にして一段落となった。
黒も負けずに7の十七は、白、一間トビが出来ない形にして、牽制した。
白は右下へ一間に掛かり、ナダレ系の定石を選択して、黒は実利を確保した。。
左下の配石を活かした形で、9の十七は厳しいツメだ。
白は黒を裂く様に厳しく攻め立てる。
左下から左辺にかけて、白模様は拡大していく。
黒、13の十二は白模様を荒らす準備工作で右上をコスんで締めた直後に白が反対側からケイマに掛かって行った。
黒は隅を守った後に上辺から出切りを決行した。
ココに白の厚みを築かれてしまうと中央の白模様が確定地化しかねず、黒は当然の反発と言える。
封じ手の場面では、正に勝負所に差し掛かった局面になった。
ここは、双方共に妥協できないところ。
両者共に先ずは、自陣の補強を急いだ。
黒、9の十三のツケは勝負手で、黒の方が少し苦しいというオーラである。
白、13の二とコスんだ手は、ヨセだけではなく、上辺の死活も絡む大きな一手。
そして、10の九と満を持して厳しく切り込む!
黒は懸命に中央で喰らい付いて行くが、白は的確に厳しく応酬!
白に13の十七へ打たれたところで、黒は遂に戦意を喪失してしまった。
この状況では、全ての石を引っ張ってくる事が出来ず、持ち込み化してしまう石が広大な白の確定地となってしまっては、投了も止むを得ない。

これで、井山本因坊は、2勝目を挙げて防衛へ大きく前進した。
一方の本木八段は、苦しくなってしまった。
次を落とすとシリーズが決まってしまうと言っても過言ではないので、全力で連敗を阻止したい。
今期シリーズは、井山本因坊が優勢で中盤戦へ突入することになった。

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