皆様、お今晩は。本日より6月11日迄上野の森美術館にて開催中の「絵本原画展 −いもとようこの世界」に行って参りました。その感想です。
親から子へ、世代を超えて愛され続けている「いもとようこ」の初めてとなる本格的な展覧会を昨年2015年のパリ展、ボローニャ展につづいて国内で初めて開催します。
いもとようこの画風は、独自に切り開いた貼り絵に着色する技法で描かれます。
その原画から溢れる柔らかな色彩が、絵本に温かい表情を醸し出しています。
日本の昔話の「さるかにがっせん」「はなさかじいさん」や、世界の名作「あかずきんちゃん」「おやゆびひめ」など、誰もが一度は読んだことのある絵本です。
本展では134タイトル作品を6つのコーナーで構成し、オリジナル原画314点でいもとよこの画業の全貌を明らかにします。
もののついでで観に行ったら見事に玉砕してしまったと言うのが正直なところでして、絵そのものが子供にわからせるために硬い線をつかわずに「かわいい絵画」として仕上がっている上にどの作品を見ても童心をくすぐられてしまうと言う恐るべき構成になっているのであります。
昨日、今日と立て続けに展覧会を観続けて参りましたが、この展覧会が一番ストレートに効いていたのは降参であります。今回意外だったのはリチャード・ギアの『HACHI 約束の犬』が実は史実に忠実な話であったと言う事でありました。
http://www.imoto-yoko.co.jp/announce/2017genga/index.html
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