マタンプシとは、アイヌ文様の刺繍の鉢巻のことで、アイヌの人々が髪止めの為とカムイに自分の場所を知らせる為、また同時に魔よけの為に頭に巻くものです。
描かれているのは、シマフクロウの目や、蜂の針、波、渦巻き文様(=モレウ)ひとつひとつに重要な意味があり、それを複合的に組み合わせています。
その独特の伝統刺繍は、どれも全て1点もので、作者の息遣いまで聞こえてきそうな細かな手作業の作品は、一針一針が祈りであり一つ仕上げるのも相当な時間を要します。
マタンプシの模様のセンターを鼻筋に合わせ、縫い目合わせを下にします。
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