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2017年05月03日12:40

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子供を見守るということ

親になって、難しいなと思うことがあります。子供が徐々に成長するにつれ、まだ完全に自分というものを確立できていない段階で、親はどの様にして子供と関わっていけば良いのか、頭を悩ませますね。

「あっち行って」とか、「やめて」と子供に言われた時、親はある程度心の準備をしておく必要があります。子供は既に自分の世界の主になり、親は二の次の存在になりつつあります。それからは、親は傍観するだけにとどめ、いかなる決めつけもしてはいけないのです。

ある16歳の少女が、彼氏との切っても切れない関係について語っていたところ、彼女の口から父親の態度についての言葉がありました。「そんな年で何が恋愛だ?しかも年が5歳も上?三年も付き合ってて何度も二股掛けられるなんて、全く話にならん。」

親にとっての一番の難関は、子供の問題を何とかしてあげたいのに、ぐっとこらえて見守るに留めることだと思います。ある15歳の男子が、学校の野球部に入りたいと言います。そこに行けば、友達が増えるし、クラスメイトからは一目置かれるし、良い事づくめなので、絶対に入りたいと言い張ります。でも、彼は小さい頃から、自分が運動神経が鈍いということを忘れています。野球部に入れば、それは友達が増えるかもしれませんが、入部するのは野球が目的でないなんて、そのうち部活の友達やクラスの友達にも愛想をつかれたら、一体どうするつもりでしょう。その男子の母親は、自分の心の心配はよそに、入部同意書にサインをしました。やはり、何事もやってみないと人生どう転ぶかわかりません。

親の影響力が徐々に子供達には及ばなくなり、子供たちはどれだけ親が心配しているか知る由もありません。してはいけないことを止めることも出来ず、親は黙々と子供たちが無事であることを祈るしかありません。子供を構わないのも、親の一つの愛情表現です。ただ子供の方が、それを分かってくれているかですが。

親は子供と関わる時間がどんどんと減っていきますが、外で荒波にもまれていくうちに、もしかしたらある日、親が言った言葉を子供がふと思い出し、ずっと今まで自分を守ってくれていたんだ、ということに気付いてもらえたら。親子の関係は、それで良いのではないでしょうか。何もしないで子供を見守るということは、親にとって本当は一番難しい事なんですね。

(Yahoo奇摩より抜粋)

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