mixiユーザー(id:9724239)

Javascript の設定が無効になっているため、一部の機能を利用できません。

詳細はヘルプをご覧ください。

2017年04月04日23:25

517 view

荒島岳　H29.04.04

関西在住の私にとって、無理なく日帰りで雪山を堪能できる百名山となれば、大峰山（1915m）、伊吹山（1377m）、荒島岳（1524m）、恵那山（2191m）になるのだと思います。尤も北アルプスでも充分にその射程距離には入っているのでしょうが、地理的にも標高的にもかなり厳しく感じてしまいます。と言うか予備日も設けずに登るのは無謀だと言えるでしょう。本当は白山（2702m）が一番望ましいとは思うのですが、ここはこの時期、日帰りともなれば正に体力勝負となってしまうので、やはり2連休は欲しい所なのです。その意味では、ロープウェイが通年運行されている木曽駒ヶ岳（2956m）こそは、日帰り雪山登山では望むべき最高の山なのかも知れませんね。

3回目となる荒島岳は、積雪の多い所をという事で勝原からとしました。カドハラスキー場駐車場には既に7台の車が停まっており、私は一番最後の9:15から登り始めました。リフト終点の手前から踏み跡の著しい積雪が見られて、そのトレースをツボ足で辿りながら登って行くと、ブナ林に差し掛かった辺りで前方に小荒島岳が現れました。その意外に多い残雪量に驚きながら歩を進めて行くと、やがてブナ林を通して白く染まった急峻な荒島岳が姿を現わして、その人を寄せ付けない山容には登頂を怯ませる物がありました。しかしシャクナゲ平が近付くに連れて、危なげないコースが遠目にも判る様になって来たので漸く安心しました。もちがかべからはアイゼンにストックの装備で臨みましたが、1つの足跡だけが外れて直登していて、その70度を超える斜面に怖いもの知らずで取り付いてしまったのですが、これは滑落しても可笑しくない状況ではありました。その後は雪庇の張り出した際を辿って山頂へ。まさかこれ程の雪山だとは思っていなかったので、この日の天候と同じく晴れ晴れしい気持で12:25に登頂しました。北北東に目を向ければ憧れの真っ白に染まった白山が聳えていて、ここで昼食を摂りながら飽きずに眺めていました。帰路はワカンに履き替えて態とトレースを外して歩き回っていたのですが、その気持ち良さと言ったら！ここは冬山でのホームグラウンドになりそうな予感がしています。