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2017年04月04日21:03
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MOVIE 『オーケストラ！』
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『オーケストラ！』
2009年 仏蘭西
監督： ラデュ・ミヘイレアニュ
製作： アラン・アタル
脚本： ラデュ・ミヘイレアニュ／アラン＝ミシェル・ブラン／
マシュー・ロビンス
撮影： ローラン・ダイヤン
音楽： アルマン・アマール
出演： アレクセイ・グシュコブ／メラニー・ロラン／フランソア・ベルレアン
ミュウ＝ミュウ／ドミトリー・ナザロフ／ヴェレリー・バリノフ
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かつてはボリショイ交響楽団の天才指揮者といわれたアンドレイでしたが、共産主義政府によるユダヤ人排斥政策に抵抗したため、30年前に楽団を追われ、いまは劇場の清掃員として働いています。
ある日、事務所を掃除しているとき、偶然送られてきたファックスを目にします。それは、パリの劇場がキャンセルした楽団の代わりとなるオーケストラを探しているという内容でした。オーケストラを指揮する夢を絶ち切れなかった彼は、自分と同じように楽団を解雇されていた昔の仲間を集め、ボリショイ交響楽団になりすましてパリへ行くことにします。けれど、かつての仲間たちはそれぞれ別の仕事につき、中には生活のために、すでに楽器を売ってしまったり、衣装や靴さえ用意できない者もいたりと、なんだか前途多難な状況です。はたして彼らは、無事パリにたどり着けるのでしょうか？
パリでの演目はチャイコフスキーのバイオリン協奏曲。アンドレイが指名したソリストは、パリ在住の人気女性バイオリニスト、アンヌ＝マリー・ジャケでした。伝説の天才指揮者の演奏を一目見ようと、チケットは即日完売。
しかし、なんとかパリに到着した楽団員たちは、てんでバラバラ、好き勝手に行動し、たった一日しかないリハーサルにも集まらないどころか、当日の開幕時間ギリギリになっても、劇場に戻ってきません。
パリ行きの計画を立ててから演奏が始まるまでのドタバタ、ハラハラドキドキが、面白おかしく描かれています。そして最後は感動のフィナーレ。アンドレイがなぜこの曲を選んだのか？どうしてソリストに彼女を指名したのか？その秘密がここで明かされます。
クラッシックファンでなくとも充分楽しめる、良い映画でした。
べそかきアルルカンの詩的日常
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