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2017年04月04日10:44

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 先日の演奏会に来てくれた友人に、お礼を込めてお茶の機会を持った。
 長い間、話をする機会もなかったのだが、何十年経っても、良い友人は良い友人だなと実感。
 帰宅してからも、思い出すとちょっと涙が出そうなぐらい感激していた。
 でも、翌日は身体の調子が悪く、一日ほとんどゴロゴロしかできず、、、、、、

 もう、寿命、短いのかな。

 そんなことは思わずにはおれない、今日この頃。


 さて、引用の記事だが、確かに「格安旅行」と謳ったビジネスはもう限界なのかもしれない。以前にも日記に書いたが、航空券は航空券、ホテルはホテル、で好きなように予約した方が自由度が高い。
 勿論、現地での移動などに関しては、ツアーには有利な部分があるとは思う。
 旅慣れていないと言葉の通じない国では、ちょっと難しい場面もあろう。

 ただ、そうした人たちが、わざわざ「格安」で旅行をすることもあるまい。
 タクシーだと 「騙される」 という事例がないわけでは無いので、やはり信頼のおける旅行会社のツアーはまだまだ利用価値もあるだろう。

 別に騙されたわけでもないのだが、おととしフィリピンへ行ったとき、トランジットでマニラに一泊している。空港からホテルへはさほど距離があったわけでもないのだが、タクシーを利用。
 タクシーの運転手はホテル名を見て、うなづいていたので、知っているもの、と思ったのは間違いだった。彼は知らなかった。
 空港から真直ぐに出て、左折すべきところを右折。

 道路の事情でそうなるの? 

 とも感じたが、いつまでもUターンする気配もない。

 実は、知らなかっただけ。勿論騙されたわけでもない。タクシー代は400ペソにも満たなかったから、おおかた損をしたわけでもない。
 一緒に走ってホテルを見つけた時、運転手も感動していた、、、、、、ww

 運転手をほめたたえ、握手をして別れた。



 しかしだよ、初めて行く国で、言葉も通じなかったら、やっぱり困る人もいるだろう。
 現地のタクシーで行き先告げて行くだけでも、難しかったりすることもあるのだから、格安旅行は誰にでも勧められるものではない。
 旅慣れていること、トラブルでも自力で解決できること、などは必須条件。 
 (ちなみに、フィリピンでは英語が通じるのでは、と思っている人もいるはずだが、現地の人たちには片言は通じても、受け身や現在完了などの文法を理解できない人はいくらでもいる。これがホテルのスタッフでさえそうだったりするので、英語が話せるかどうかの問題ではない。)

 ある意味、格安旅行というのは、こんな出来事も旅の中にはあるものだと、楽しめなければならないだろう。そうした日本ではありえないような海外情緒を楽しむ人はそれで良い。既に、門戸はいくらでも開かれていて、安い航空券で現地へ向かえばよい。

 かつて、日本交通公社などが販売していたようなツアーを、さらに安い値段で、と考えるのは結構だが、安直なツアー選びが、旅の楽しさを奪ってしまうのも事実だと思う。



 ある国のジャングルの中で、私はのんびり楽しんでいたところ、あとから来た日本人の団体が、

 「ここはダッシュで行きますから」 との添乗員の掛け声で走って抜けて行ったことがある。

 ダッシュで行っては楽しくなかろう、、、、、、

 まあ、それでよい人は納得してくれ。

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■てるみくらぶ倒産でわかった「格安航空券ビジネス」の限界
(dot. - 04月04日 07:03)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=4510516

 格安旅行会社のてるみくらぶが倒産した。影響は最大で9万人にも及ぶ。綱渡り経営と隠蔽体質に加え、大きな「変化」が業界を襲った結果だった。

 3月27日、格安旅行会社てるみくらぶが東京地裁に破産を申請し、手続き開始の決定を受けた。帝国データバンクによると負債額は約151億円。旅行会社の倒産としてはリーマン・ショック以降最大だ。

 1998年に創業し、オンライン予約を中心にハワイやグアムのほか、韓国や台湾などに強いとされていた同社。破格の値段設定が売りで、旅行好きの間では知られた存在だった。

 8万〜9万人がすでに入金した99億円もの旅行代金は、同社が加盟する日本旅行業協会(JATA)の弁済業務保証金制度の対象となるが、限度額は約1億2千万円。返金されるのは、1%程度となる可能性が高い。

●申し込み直後に全額

 今年6月下旬に夫婦でベトナム旅行を計画していた女性(31)は昨年末、旅行比較サイトのトラベルコ経由でてるみくらぶのツアーを見つけた。人気のビーチリゾート、ベトナム・ダナン7日間のツアーで、ホテル・航空券込みの料金が2人で15万円。しかも、宿泊先は五つ星ホテルのハイアットリージェンシーだった。

 他のツアーと比較しても数万円近く安く、過去にハワイ旅行で同社を利用していた安心感も手伝って、疑いを持たずに申し込んだ。

 しかし、その後届いたメールには「2日後までに旅行代金を全額入金してください」との指示。海外旅行の場合、出発間際の場合を除き、申し込みから数日後までに旅行代金の一部を「申込金」として支払い、出発の1カ月から20日前ごろまでに残金を支払うのが一般的だ。

「出発まで半年近くあるのに入金が早いな、とは思いました。でも、安いので仕方ないのかな、と。もっと疑うべきだったのかもしれませんが……」

 旅行や航空産業に詳しい首都大学東京特任教授の戸崎肇さんは、こう指摘する。

「早期に代金を入金させて日銭を稼ぎ、ようやく資金を回す自転車操業状態だったのでは」

●余剰座席はもう出ない

 同社は経営が行き詰まっていたにもかかわらず、3月24日に航空券の発券に必要な国際航空運送協会(IATA)への4億円の支払いができなくなる直前まで、旅行の申し込みを受け付けていた。もっと早く手を打てなかったのか。ある関係者は、同社の内情をこう明かす。

「破産寸前の経営状況だと知っていたのは、社内でも数人でした。幹部でさえ、詳細な状況は知らされていなかった」

 このため、新聞やネットの広告もストップできなかったばかりか、この春に卒業する約50人の大学生に内定を出すなど、実態に見合わない経営が行われてしまったと指摘する。

 さらに、経営状況が悪化した背景には、業界を取り巻く状況の変化もある。

 てるみくらぶのツアーは、航空会社から余剰座席を安く買い取り、安価なツアーを組むことで成り立っていた。しかし、航空業界では数年前から航空機の小型化が進み、余剰座席は減少していた。余剰座席が出ても、航空会社が直接販売するケースも増えて、需要予測や「インベントリーコントロール」と呼ばれる座席管理を強化。以前のように、大量の余剰座席が生じることはなくなった。

「トラベルコ」のようなサイトを通じて複数の旅行会社のツアーを一括検索し、代金順に並べて比較することが一般的になったいまは、1千円でも高いと表示される順番が後になってしまう。これが価格競争の激化に油を注いでしまった。

 戸崎さんはこう指摘する。

「もはや格安航空券頼みのビジネスモデルは限界です。旅行会社は原点に返り、プロならではの高付加価値の旅行企画で勝負しないと生き残れない時代になっています」

 甘い経営見通しと隠蔽(いんぺい)体質が招いた今回の倒産で図らずも明らかになったのは、「格安旅行ビジネス」の終焉(しゅうえん)だった。

(編集部・市岡ひかり)

※AERA 2017年4月10日号
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