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2017年03月24日23:44

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春の旅2・オロナミン飲んで贋作満喫

観潮船から降りて、9時半。
バス停一つ歩いて、大塚国際美術館へ。
入口から長〜いエスカレーターを昇ると、
そこがこの5階建ての美術館のB3。

トップがシスティーナ礼拝堂、ミケランジェロかな。
天井高いな。
続いて、グレコの祭壇衝立があって、
ジョットのスクロヴェーニ礼拝堂、
ポンペイの秘儀の間。
う〜ん、偽物とはいえ、出来はすごいな。

この、丸ごと偽物の空間は、
楽しいエンターテイメント。

この美術館は、世界の名画を、
陶板に複写することで出来ている。
西洋絵画の名品が千点、
偽物なので、写真に撮ってもいいし、
陶板なので、触ってもいい。

ダヴィンチの最後の晩餐など、
修復前と修復後の2点が向かい合わせに展示。

最後にたどり着いた感想は
「実物大の美術教科書」
大きいんで迫力はあるんだけど、
複写なんで、油絵のタッチとか、そのあたりはどうしようもない。

とてもダメだったもの、は、
ターナーとかモネとか。
陶板のテカリが・・・

物語的な絵とか、デザイン的な絵の方が、
油の質感との違和感が少ないので楽しめる。
もちろん礼拝堂ごと複製というのがベスト。

とても楽しめたもの、
各種礼拝堂、
受胎告知10点とか聖母子像(ルネサンスの頭から尻尾)
世紀末象徴派のヤン・トーロップ2点(ジャワっぽいミュシャ)
シュールのダリ2点(ナルシスの変貌)エルンスト3点(沈黙の泉?涙?)

ボッシュの快楽の園は
祭壇が自動で開いたり閉じたりして(この絵だけ)楽しかった。

ま「実物大の美術教科書」である。
あまり真剣に観ると腹が立つ。(僕も腹が立ちかけた)
でも教科書の写真に「迫力を写しきれてない」
と、ブーたれるのもね。

たいていの展覧会は、30分で見終わってしまうのだが、
ここは3時間もかかってしまった。
美術を観るのって疲れるな。
あまり真剣には観ないようにしてるんだが、
ついつい引きずり込まれてしまうことがある。

また行ってみたいな、と思うのは、
ちょっと引きずり込まれちゃったのかも。 
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