和歌山線は王寺〜和歌山の単線電化路線である。
王寺〜高田は大和路線直通の221系快速が頻繁に走っているが
高田〜和歌山は桜井線直通運転の105系普通が走るのんびりした路線である。
しかし、鉄道国有法にて国は南海鉄道を国有化しなかったので、1944年に(現)阪和線を国有化するまで、大阪市〜和歌山市の国鉄ルートは、天王寺を出ると、八尾、柏原、王寺、高田、御所、吉野口、五條、橋本、高野口、粉河経由であった。
御所駅
吉野口駅
五条駅
橋本駅
高野口駅
五条駅で違和感を感じたのが、「五条駅の本線が、ホームのある線ではなく、中線に繋がっている」ことである。
これは和歌山線の他の駅では見られない特徴だった。
速達列車を走らせても、他の小駅を通過しても五条駅を通過するとは思えないし、速達列車が観光拠点への乗換駅である橋本駅(南海電気鉄道高野線の高野山方面乗り換え)の通過は考えられない。
五条駅の配線は、五新線(あるいは先行部分開業を目指す阪本線)の分岐を想定してのことだろうか?
その和歌山線は、並行して国道24号線が走っている。
一方で京都市〜奈良市〜和歌山市は京奈和道路が建設中で、3月18日には京奈和道のうち和歌山県内が全線開業した。
京奈和道は和歌山線の直ぐそばを走っている。
京奈和道は阪和道と接続しており
JR阪和線の山中渓駅〜紀伊駅で、真近で見ることができる。
かつて大阪市と和歌山市を結ぶ国鉄の重要路線であったが、その役目は阪和線に譲った。
紀北の中心都市:橋本市と県都和歌山市の交通手段であるが、(朝の通学時間帯を除き)1時間に1本のローカル線で、紀ノ川沿いに和泉山脈と紀伊山地の間の平地をのんびり走っているに過ぎない。
例えば南海が和歌山市内から京奈和道経由で、橋本駅や林間田園都市駅へ高速バスを走らせることも考えられる。
国道480号線も今年4月1日に鍋谷峠バイパスと父鬼トンネルが開通し、和泉市〜かつらぎ町がマトモな道になる。
紀北地方の交通手段は大きく変わりそうだ。
■幻の「五新鉄道」トンネルでシイタケ大規模栽培、今春販売へ 地域活性化の核に
(産経新聞 - 03月16日 12:32)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=3&from=diary&id=4480520
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