mixiユーザー(id:20270607)

2017年03月18日14:57

288 view

恐怖タクシー (笑)

あたたかい日だったので、ひさしぶりにお墓参りに行った。

一昨年の夏にハハが入院したので、なんだかんだと間が開いてしまったのだ。
ウチのお墓は少し変わっていて、墓石が二つある。
なんかしらんけど、先妻さんと一緒の墓に入りたくなかった父祖母が、けったいな墓を作ったのだ。

墓石が二つあるので、お供え物もお供え花も二組必要である。
重い、かさばる、高くつく。
なんか恨みがあるのか、と思う(笑)。

 * * * * *

墓地は最寄の駅から歩いて20分くらいのところにある。
ハハを連れて往復歩くのはキツイので、行きはタクシー、帰りは歩きである。
本当は往復タクシーにしたいのだが、ワンメーターなので帰りのタクシーがないのである。
今は、ハハが歩いてくれるからいいけど、歩けなくなったらどうしよう。。。
ちらりとそんなことが頭をよぎるが、気にしても仕方がないので気にしないことにする。

 * * * * *

その日、駅についたら、幸運なことに(そのタクシー乗り場にはなかなかタクシーがこない)タクシーが止まっていた。

「らっきー」と思ったワタシは、ハハについてくるように言ってタクシーをキープしに言った。

  ワタシ「すみません、○○霊園までおねがいします」
  運転手「はい」
  ワタシ「すみません、後から来る年寄りの歩行器を後ろに乗せてもらいたいんですが」
  運転手「はい」
  
普通、運転手さんが乗せてくれると思うのだが、なかなか出てきてくれないので、ワタシが乗せた。
乗せ終わるころに運転手が出てきた。
・・・・・・なんか、年寄りじゃないか? このひと・・・ワタシは嫌な予感がした。

後部座席にハハと2人で座り、運転手が乗り込むのをまった。

あのね。
運転手さんの動作がすごい スローモー なの。
しかも、シートベルトをしめる手が若干震えてるの。

ワタシは「アクセルとブレーキ間違えるタイプとちゃうんか・・・」と思った。
後悔したがもう遅い。
そういうときに脱出する方法があったのなら、誰か教えて欲しい。

車が走りだしてから運転手が頭のてっぺんから出るようなひょろひょろ声で聞いてきた。
  運転手「○○霊園でいいの?」
  ワタシ「はい」
  運転手「本当に○○霊園? 斎場のあるところよ?」
  ワタシ(斎場はなかったと思うけど・・」
      でもいつも○○霊園で行ってもらってるしなぁ」
  ハハ 「斎場はないほうです。 △△寺のお墓のあるところ7」
  運転手「ホラーー だから何回も聞いたでしょ!」

その後、乗車時間の半分ほどを、ワタシは「霊園の名前を間違えたイケテナイやつ」呼ばわりされ続けたのである。
斎場のある霊園は1800円くらいかかるが、ワタシが間違えて指定した霊園はワンメーターもかからないのだそうだ。悪かったな。
あんまりくりかえしおなじことをいうので「もしかしてハハと同じ病気では…」と思ったのだが、途中で車を降りるわけにも行かず運を天に任せるワタシ。

そのあたりの墓地事情をしらないので。たまに「すみませんでした、次から気をつけます」とふてくされたように言うワタシに代わって運転手と世間話をしているのはハハだったりする(笑)。

ようやく目的地の○○霊園についたので、車が入れる限り奥まで行ってもらったら、メーターが上がった(笑)。

ハハの歩行器はワタシが1人で出したのだが、その間中ハハに「運転手さんにまだ車ださんように言うて」と指示をだしていた。
でないと、そのまま車を出しそうだったから。

タクシーを降りて、墓地の名前を確認したけどやっぱり「○○霊園」で間違ってなかった。

コワイタクシーやった!!!

1 5

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する