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2017年03月13日21:32

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堀江貴文×落合陽一対談「これからは労働がエンタメに」

堀江貴文×落合陽一対談「これからは労働がエンタメに」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=4475405

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AI(人工知能)やVR(バーチャルリアリティ)技術、ロボット技術などが急激に進化し、機械の知能が人間を超える「シンギュラリティ」が近づいていると言われる。そうした中で、人間の仕事は、生活は、どう変わっていくのか。ホリエモンこと堀江貴文氏と、メディアアーティストで筑波大学助教の落合陽一氏が「驚くべき近未来」を語り合った。

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堀江:アマゾンGO(※注1)はすごいよね。これまでの自動レジは客が自分で精算作業をしてたけど、アマゾンGOはレジ自体がない。

【※注1/アマゾンが米シアトルでテストしている、コンビニのような業態のリアル店舗。レジがなく、スマートフォンをかざして入店し、商品を棚から取って店から出れば自動的に決済が完了する。店内には無数のカメラとマイクがあり、客が商品を手に取った様子を人工知能で認識している】

落合:スマホに専用アプリを入れておけば、持ち帰った商品がアマゾンのアカウントで課金される。コンビニはすべてアマゾンGOになると思いますよ。

堀江:そうやって自動化されると、人間のやる仕事なんかなくなるよね。「機械に仕事を奪われる!」と心配する人も多いけど、人間は遊んでいればいいと思う。

落合:ほかにやることなくなりますからね。機械と人間が「競合する」と恐れてばかりいるのは古いですよね。

堀江:俺がやっているHIU(堀江貴文イノベーション大学校。会員制のコミュニケーションサロン)でも、どうやって遊んでいくかを研究してる……というか、実践しているんです。

落合:僕も、学生たちには「研究はいちばん貴族的な遊びだ」と言っています。

堀江:これからは労働がエンターテインメントになる。だから、楽しいことを好きなだけやれる仕組みをいかに作るかが大事。

落合:たとえば、ポケモンGOとUber(※注2)は、一方は遊び、一方は仕事なのに、よく似ています。スマホを見ながらあちこち歩き回ってポケモンを捕まえるのがポケモンGO。スマホを見ながら客がいるところに行ってピックアップし、目的地に運ぶのがUber。賃金が発生するかどうかの違いだけで、やっていることはほとんど同じです。

【注2/配車アプリ。アメリカなどでは、自家用車をタクシーのようにして、客から料金を徴収して仕事としている運転手も多い】

堀江:「働いて給料をもらう」という考え方自体が前時代的になると思う。いまでも人気の会社には学生のインターン希望者が殺到して、「お金はもらえなくていいから働きたい」というでしょ? テレビ局なんかも、本当はテレビ局が出演者からお金もらっていいはず。出たい人が大勢いるんだから。

落合:働きたい人からお金をもらうということですよね。「働くことがエンターテインメント」というのは、そういうことです。

 そのように世界が変化するのは、やはりスマホの影響が大きいですね。スマホは人にくっついて移動するから、そのままネットワークにつながる。もともと人間は“ロボットとしては高性能”なんです。

 機械は故障リスクが高いけど、人間は病気になってもとりあえず働く(笑)。だからいまは人間にスマホをくっつけることであらゆるサービスのベースになっているけれど、やがて人間がいなくても成立するようになる。

堀江:最初だけ人間を使うんだよね。

落合:はい。エベレストの頂上に最初に行くのは人間だけど、そこに無線機を1個だけ置いてくれば、あとは機械がそこまで行けるようになるわけです。

堀江:そういう世界で「人間がいかに生き残るか」「人間の仕事を機械に奪われないためにどうするか」と考えるのは、あまり意味がない。

 そもそもこの世界は富が偏るようにできていて、いまでも8人の金持ちが世界人口の半分の36億人と同じ富を握っているわけでしょ。機械が仕事を全部やるようになっても同じこと。考えるべきは、富をどういう仕組みで再分配するかだけだと思う。

落合:しかし、僕はもう“カリフォルニア帝国支配”が完成しつつあると思っているんですよ。グーグルなどの拠点があるアメリカ西海岸が世界を支配してしまう。富の再分配を考えたとき、さすがに国境を越えて分けてくれることはないのでは……とも思います。

●ほりえ・たかふみ/1972年生まれ。実業家。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。株式会社ライブドア元代表取締役CEO。『ゼロ』『本音で生きる』など著書多数。

●おちあい・よういち/1987年生まれ。筑波大助教。メディアアーティスト。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。著書に『これからの世界をつくる仲間たちへ』などがある。
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特に目新しい事を言っているわけではない。

1.人間は労働力としてはもう負け。AIの登場がそれを加速する。
2.だったら人間は失業するのではないか。
3.いやいや、何か別の社会的な仕組みができるはずだよ。
4.だからそれに向けて自分を作り替えよう。

という話である。あちこちでよくある話である。社会の変遷期にはよくある話である。少なくとも人間の側が変わる以外の方法はない、という点では、全く正しいように思える。

だが、ここで何を語っているかようりも、もっと重要なことは、彼らがどういうビジネスモデルで成形を立てているかである。彼らの寄って立つ場所を見れば、発せられる言葉にも違った意味を見出す事ができるだろう。

彼らはもちろん、教えてる事が大切なのである。よって不安は歓迎する。それとどう対面するかを話しかければ、必ずある%の支持は得られるからである。

しかも、彼ら自身が成功者(この場合は知名度と金を持っている事)と認められなければならない。逆に言えば、それさえ達成すれば、あとは何とでもなる。そういうビジネスモデルが基礎にある。

そういう意味では、彼らは自らをアイコン化する仕事をしているのである。自分がどういうアイコンになるかという事が勝負師として重要なわけである。

例えばそれは俳優も同じであって、彼らはどういう演技をするかではなく、どういう作品でどういう魅力を出したかを重視する。そこでは演じるという技術よりももっと重要なことがあるわけである。

アイコン化とは、つまり顔を出すという意味でもある。この顔にピンと来たら。。。そこで浮かんでくるものこそが、とても大切である。

アマゾンがコンビニからレジスター要員を駆逐したとする。アマゾンにはそのシステムを打って設ける事ができるが、どう考えても、レジで働いていた人は失業するだけの話である。コンビニエンスストアがそれで浮いたお金を誰かに寄付するわけでもない。

こうしてAIの進出は明らかに労働者を駆逐するし、その結果、資本家という層が更に富の集中を得る。彼らが自らの既得権益を手放すはずがない。

ということは失業者が増えるわけで、社会の不安定性を齎す。もちろん、全体の経済活動は停滞化する。犯罪は増え、社会保障が増大する。

そのような社会では、単価を上げなければ目標とする売上げは達成できなくなるだろう。全体的に社会構造は停滞する方向に動く。今回の富の集約はそういう方向に動くのではないか、という予測が成り立つのである。

実際、その方向に向かっている時に表出する現象は、今の日本の経済状況と類似しているのではないか。どれだけ政府が刺激しても内需は冷え込む一方ではないか。日銀がどれだけ市場にお金を流そうと、この冷え込みを変える力はない。おそらく、現象的に明らかな話である。

インフレ策は全体の潮流を変える力はないが、そこに流れている個々に対しては、何らかの影響を与えるだろう。それが良い方向に向かうか、それとも混乱を加速するだけか、は分からない。

だが、その流れを変えるだけの理念も思想もない以上、具体的にどうすればいいかが見つかるとは思えない。ゴッサムシティは決してフィクションの中の世界ではない、というのが実際の印象だ。

いずれにしろ、誰が何を語っているかではなく、どんなビジネスモデルで食っている人が何を言っているかという点に注目しなければ、その意味するところも正しく把握できない。というのがネット社会の新しい方法ではないか。


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