例えば土地の境界のことで、隣家と揉めた場合、今までは
(登記所で確認すればいいじゃん。そこに登記してある図が絶対正しいはずだから)
と思っていました。
ところが、そうじゃないそうです。
明治時代初期に作成された公図は測量技術が発達してなかったことと、税金を多く取るため、実際より大きめに面積を記載する傾向がありました。
だから、登記簿の面積も「それなり」なんだそうです。
国も全く放置していたわけじゃなく、制度が高い地籍調査図「14条地図」の作成を始めています。
でもまだ、あてにならない古いまま「字限図」のところもあります。
「土地台帳付属図面」と書いてあるのはあてにならない「字限図」。
測量年代が新しいほど実測に近い「14条地図」。
都市部ほど整備が遅れている。「14条地図」整備率は2割程度。
かといって、実測すると何十万円以上かかりますからねえ。
国による整備が進まないのは、業界の利益保護のためかと勘繰ってしまいます。
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