最初の「ガルフォース」(86)を、レーザーディスク(笑)で見てるけど、これ、凄ぇちゃんとしたSFアニメだなあ。
美少女だけのコマンド部隊モノだけど、萌えじゃなくて、ノリとしてはマクロスとか、メガゾーンに近い気がする。
いや当時もわかってたよ?
「ああ、ガチSFだな」とは思って、繰り返し見てたのだが。
以外にも、話は結構、忘れてた。
BGMは、すげぇ覚えてたんだよなあ。
あと当時、気付かなかったけど、物凄く「エイリアン」の影響受けてんのね。
いや、宇宙船の中でモンスターに襲われるシーンもあるんだけど。
それ以上に、「陰謀論」の話なのと、「異種間レイブ」の話なのにビックリした。まんま、「エイリアン」。
当時「エイリアン」が陰謀論なのはまだしも、「異種間レイブの話」だって認識してたのは、相当、尖ってる人たちですよ。
「エイリアン」は、食べる為じゃなく、生殖する為に人間を襲う。
人間というか、他の生物を殺さないと、エイリアンは子供を増やせない訳で、あれは「異種間レイブの話」なんだよね。
30年前のアニメだからネタバレしちゃうと。
「ガルフォース」は、「エイリアン」の「異種間レイブ」を、スケール拡大した話で。
戦う為に造られた女性だけの宇宙人が、戦争を終わらせる為に、次の世代を生み出す役割を、陰謀で担わされる話なんだよね。
そういう壮大な話を、当事者の視点で描いてるから、割とハード(笑)
なんか仲間が、よくわからないうちに、どんどん死んでくー!みたいな。
「えっ、このキャラクターが、ここで死ぬの?」って感じでガンガン死ぬ。
ジャケットで一番、大きく描いてあるルフィさんが、「こいつ主役かな」と思ったら、最初に死んで、後はもう、次から次へと死にますからね。
もうドキドキ。
本来は、戦争をしている2種類の宇宙人を合体させた、「完全生物」になるはずが。
不測の事態で、「男という、自分のコピー」を生んでしまって。
生き残った男と女が、太古の地球の、アダムとイブになりましたとさ、という。
「未来かと思ったら、過去の話かよ!」という。
すげぇ志のある作品。
いやあ、これは見返して良かった。
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