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2017年02月28日18:00

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2017年地元スポット☆ファイル1 日本一低い山と第15回引田ひなまつり。

2月末日は2017年初の地元スポット。
メインは今年で15回目になる「引田ひなまつり」です。

場所は東かがわ市ですが、最初は同じ市の白鳥町。
目指すは地名の由来にもなっているであろう「白鳥神社」です。ここは日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の霊が白鳥となって舞い降りた場所だという伝説があります。
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脇にある猪熊邸は中には入れず、さらには修繕中の模様。
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樹齢800年という高さ30mのクスノキは迫力があります。
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おっ!ポケモントレーナーの注意書きが見られますね〜!
まだやっている方々は居るのでしょうか?
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狛犬はポッテリした印象で象徴的な白鳥である鶴は当然のことながらシュッとしていますね(笑)
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そして境内にある標高3、6mの御山は日本一低い山と言われ、社務所で登山証がもらえます。
まずは神様にお参りして・・・
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境内の奥へ!もう登り始めている様子^^;
奥にある大きな矢が印象的です。
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さらに裏には弓道場やちょっと歩くと土俵もあって日本古来の薫りを感じることができます。
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しばらく松原が続き・・・
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ほどなくして山頂へ(笑)
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社務所にとんぼ返りして登山証をもらい、門前町にて「ぶどう餅」の看板を目印に「みなとや」に向かいます。道中も渋い建物が残っていて思わずパチリ。
ぶどう餅の看板・・・見えてきました。
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地元の和菓子屋さんといった風情で神社との連携が強いですね〜。ぶどう餅はこの門前町で生まれたそうで結局、自分土産にぶどう餅6本+ミニ羊羹も購入。乗せられて美味しいものを食べるのも一興です^−^
しっかり日付入りで証明印も貰って白鳥を後にします。
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引田に入るとひなまつりイベント用の広大な駐車場が数か所あり、すんなり駐車。
快晴ではありますが、平日にもかかわらずかなりの車が来ています。すごい人気!!土日はどんなことになっているのでしょう(゚Д゚;)
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まずは地元の商店に飾られているのをガラス越しにパチリ。
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次に「ぎおんさん」と呼ばれている八坂神社のお雛様。
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市松人形もいて豪華絢爛です。
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3月3日繋がりで金魚屋さんのお雛様。
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うーん!
ノスタルジックな町並み・・・。
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陶と保育園児のお雛様。
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町の片隅に・・・
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昭和13年のものと江戸末期約150年前のもの。
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創作ひな飾りは空間の使い方が圧巻!ミニチュアに使っている土筆は本物だそうです。
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平成に入ってからのもの。
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個人所有の江戸末期ひな人形と商店先に展示してある昭和時代の生活用品。
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煙突広場の手作りで新調されたひな人形。
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旧・引田郵便局。今はカフェになってますが、モダンですね〜。
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讃州井筒屋敷内の「ごはんや醤」にて・・・
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日本で初めて鰤の養殖に成功した引田ならではの「ひけた鰤漬丼(1200円税込)」で昼食。
身に張りがあって鮮度は申し分なしでした。
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そう言えば東かがわ市は日本全国の手袋生産の90%以上を占めています。そんな手袋ギャラリーでの可愛いお雛様。
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一般家屋のお雛様で一番印象に残った木村家。家人の手紙が温かみを持っていて改めて人形を見てしまいました。90年近くも仕舞われていたんですって!
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さて、最後に赤い土塀が特徴的な1753年創業にて260年、現在18代目の老舗醤油屋「かめびし屋」(18棟の建物が有形登録文化財に指定)にて熟成醤油をふんだんに使った和風ピザ(1200円税込)を間食として鯛とシラスのハーフ&ハーフで頂きます。
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窯は本場ナポリからだそうです。かめびしカラーの赤に塗ってますね!
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3年熟成した醤油を使っているそうで、角が立った辛さはなく、まろやかな風味と甘辛さが魚介類によく合います。
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食事をしたり商品を買うと、通常は有料(200円)のかめびし屋内部のひな飾り見学の券をくれます。
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女将さんの説明を受けながら見学。
この部屋は本来、畳の部屋でしたが、40数年前に彫刻家の流政之氏が訪れた時に石畳にしたり欄間を取り除いたりしたりしてリノベーションしたのだそうです。その時に白い漆喰だった壁も赤にしたとの事。
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お雛様は抜粋して古くて珍しいものを紹介!
古式享保雛。
享保の改革の頃からのもので時代柄、大きさに制限があり小さいですが、精巧に作られてます。
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享保雛。
古式のものから高級化したもの。目は切れ長で少し口を開いた表情で作られてます。
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大正初期の木目込人形。
桐塑または木で作られた人形に衣服の皺や模様の形に本体に筋彫りを入れ、目打ちなどで布の端を押し込んで衣装を着ているように仕立てた人形でかなり手が込んでます。敷物はなんと大正天皇が崩御する一年前に巡幸したときに新調されたものらしいです。(裏書があるそう。)
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そんなこんなで文化的なものでもグルメでも満足した〆。

実はひな飾りスポットは全部で70スポットあり、商店や自治会など町を挙げての一大イベントと化しています。そんな中、食べ物や小物、洋服、芸術品などの店もたくさん出ており、その奥にひな飾りのパターンが多く、全部まわるのは限られた時間では容易ではありません!

・・・というわけでごく一部の目についたものをあげていきましたが、いかがでしたでしょうか?

香川では今回、紹介した東かがわ市引田町の他にも綾歌郡宇多津町なんかも派手にやる傾向にありますが、逆に同じ県内の三豊市仁尾町では3月3日のひな祭りを全くやらない地域となっております。

なぜか?
遡ること430年前の天正7年3月3日に、長宗我部元親の侵攻を受けた仁尾城が落城。それにより細川土佐守頼弘公は自害の憂き目にあいます。この日から仁尾では城主の命日となった3月3日には祝い事であるひなまつりを行わず、八朔の日(旧暦の8月1日)に男子と女子の節句を一緒に祝うようになったのだそうです。平成10年からは町ぐるみのお祭りとして「仁尾八朔人形まつり」が行われています。

さて、今回のタイムスリップしたような町並みを残す白鳥や引田も独自の風習や有形文化遺産といった観点から香川で残していきたい場所。
今や少子高齢化により、地域の風習が消え去るリスクを孕んでいる今こそモデルケースの旗頭として頑張って行って欲しいと願ってやみません!
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追伸:
先ほど白鳥町「みなとや」で買った「ぶどう餅」を食べました。
あんこが入った相変わらずの素朴な味。お茶が美味しいです。
そんな癖の強すぎないこう言った銘菓がロングセラーになるんでしょうね〜。
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