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2017年02月26日11:43

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蓮土山・道明寺

お腹が空いたので時計を見ると、12時45分を回って居ました。 生憎、何軒か有る食事処はどこも満員。駅近くへ引き返してやっと見つけた店で「お任せ定食」なる物を注文したら、もう既に売り切れだとの事。其れならと言う事で「うどん定食」を注文しました。
と、先ず真っ先に出て来たのは「茶碗蒸し」でした。中の具もちゃんと這入って居ます。こんな事は初めてですが、空腹に耐えかねてこれを食しました。「勘定は高いのだろうかな?」と思う気持ちが頭の中を行ったり来たり、その内に、キャベツなどをあしらったコロッケが出て来ました。次いで簡単な具をあしらった饂飩とご飯が出てきてメニュー完了。お勘定は何と700円でした。

考えて見ると、このお寺は天満宮より先に誕生したお寺ではないか? と思います。 何故なら、態々神社の名前に「道明寺」と云う名を冠していますので、寺の方が上位に位置してる様に思うのです。
そしてこの寺は、古義真言宗の尼寺です。 更にこの寺にも、道真公御手彫りの国宝「十一面観世音菩薩立像」が本尊として安置されて居ます。

この寺に付いて思い出す事は、私が現役の頃、商売上の付き合いが有った大阪・柏原の町の旦那衆が、月一回、茶道の稽古と称して何人かが連れ立ってこの寺へせっせと通って居ました。
その一人の奥方の話によれば、お茶の師匠である道明寺の「尼僧」が、近郷に隠れも無い美形の尼僧で、旦那衆はこの尼僧を目当てにお茶の稽古をしに行くのだそうです、と、奥方は笑いながら言うのですが、私は大真面目で 「其れは怪しからん話ですなァ、そういう邪心が有るのなら、御稽古の効果も知れたもの、何時まで経っても腕は上がりませんぜ!」 と調子を合わせて大笑い。その後で、

そう云うお美しい尼御前なら私も是非一度お目に掛かりたい ! と云って、奥方に睨まれた事を思い出しました。

で、入り口で入山料を管理している女性に「あの頃の院主さんはもう亡くなられましたか?」と尋ねましたら、「なんの、まだお達者ですよ!」 「お護摩もお焚きですし、お勤めにも回っておられますよ」と云う返事。「イヤイヤ、驚き桃の木山椒の木「ご存命ならば、90歳は越えて居られるかも?・・・」 と云うと、「中々、そうは見えませんよ」と云うではないか !  「愈愈以ってご尊顔を拝し奉りたい ! と云ってその場を辞しましたが、「天、二物を与えず」と云うのに、十一面観世音菩薩の霊験あらたかと云うべきか、斯う云う方も居るものだわい。と帰途に就きました。
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