勝手に週刊連載「俺の本棚」第56回。
今回はこれ。
ついさっき読了したばかりの、村山早紀さん『桜風堂ものがたり』。
近所の本屋で久しぶりに「呼ばれた」作品。
いや、実に素晴らしい作品でした。
主人公は、老舗の百貨店に入っている書店で働く青年。
埋もれた名作を探し出す名手でもあります。
そんな彼が直感である本を「売りたい」と強く願うのですが、その矢先にある事件が起き、彼の人生が激変することになります。
とにかく、読んでいる最中から涙腺から滲み出る熱いモノが止まらなくなりました。
本が好きな人、書店で働いた経験がある人には特に響くものがあると思います。
本屋大賞のノミネート作品ということですが、それを抜きにしても純粋にオススメしたい作品。
いくつか印象に残ってるフレーズがあるけど、その中でも断トツなのがこれですね。
言葉を愛する者は、言葉を綴らずにはいられない。
さて、今回のこれのお陰で、次回のも良いのが思い浮かんだ。
気楽でいいや。
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