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2017年01月28日00:03

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とうとう倫理的に許されない領域に入ってしまった。


 2月の定期試験で赤点を取らないこと、
 を目標に教えている弟子がいるのだが、
 今日は物理を教えていて、とんでもないことが分かった。

 放物運動がよくわかっていないようで、

 「ボールを投げたら、何メートルぐらい飛ぶ?」

 という質問に、

 「いちメートル」 という弟子。

 「良く聞こえなかった、何メートル?」

 「いちメートル」


 「いや、例えば、ボールを投げてどのぐらい向こうに飛ぶかってことなんだけど、
 例えば、バスケットボールをパスするとどうなる?
 想像できる?」

 「分かりません」


 困りました。

 「明日、お父さんと時間作ってキャッチボールでもしてみて。」

 「そんな時間はない。」 との返事。

 とにかく、キャッチボールなどという事は 「やりたくない」 の一点張り。


 物体の運動は 「想像できない」 とのことだったが、
 そりゃ、ボール投げたらどのぐらい飛ぶか? に 1m と答えている状態では、想像などできないだろう。


 まじめに教えても、ほとんど無駄だという事が分かった。

 仕方ないので、問題を読んで 「答えを覚える」 という戦術に変更したが、

 やる前に、

 「こんなことをしても、物理は何も分からないし、単なる時間の無駄」 だとは宣言してある。

 なんで、理系クラスに入ったのか、という理由が、世界史が覚えられないから、というのがあるらしいのだが、無意味に問題の答えを覚えるぐらいだったら、歴史上の人物の名前を覚える方がまだましだと思う。

 私は、いままでこんな意味のない仕事は決してやらなかったのだが、
 今回に限っては、完全に倫理的に許されない領域に逸脱してしまっている。
 裁判で 「有罪」 になるのだろうか?
 (一体、どんな法律に抵触するかは分からないです。)

 近年、未成年者との接触は、かなり法律が厳しくなっている。
 声かけですら、「不審者」 とか言われる時代。
 まして、倫理的に許されない、「単なる時間の無駄遣い」 を推し進めるようなことをやったら、当然罰せられるのではないか? と思う。
 相手は、若いだけに、前途有望なはず、いくら成績を上げるため、といっても、もっと有効な時間の使い方があるだろう。

 一応、他の科目がどんな感じか聞いてみたら、
 英語は現在完了ぐらいで、もうちんぷんかんぷんの様子。
 こういう状態で、理系とか文系とかいう議論も不毛のような気がするが、
 少しでも内容に対する理解を進められるのなら、どの科目でも教える意義はあるが、
 単に答えを覚えるのなら、まだ社会科の科目の方がやって意味があるように思う。

 正直、どうして良いか分からない。

 電流の話なんかもしてみたが、

 「で、今、この導線は、銅とか、銀とかを想定しているんだけど、銅とか銀って想像がつく?」

 まあ、銅は 10円玉。 と言えば分かり易いが、銀はやはり分からない様子。
 身近にもいろんな場所に使われているのはそうなのだが、
 「これが銀だよ」 と分かり易く説明できるものは、ちょっと見当たらない。

 銀の食器とか、使っていれば良いのだが、そんなもん普通は使わないしね。





 最初に結婚した時に、銀のスプーンを手に入れて、ヨーグルトなんかはいつもそれで食べていた。とても使い心地が良かったが、離婚するときの財産分けで持っていかれてしまい、それ以降スプーンはステンレスしか使っていない。


 彩都に、別れた妻の会社が移転する計画があった。
 それが実施されていれば、離婚はしなかったかもしれない。
 人生なんて往々にして、そんなものだと思う。
 愛と仕事だと、

 愛 < 仕事

 となるのが、現実。
 こういう障害の発生しない人と愛をはぐくむのが 「安全」 だと思う。
 若さがロマンチシズムを助長して、どんな困難でさえ乗り越えられる、という錯覚を作ったのは確かだった。

 終わったことはもうどうでも良いが、折角優良な住宅地を開発しているのに、人気がないのは少々残念だと思う。
 近年、都心か、交通機関で直結できる駅周辺の住宅が人気が高く、郊外は余り売れないのは時代の流れかもしれない。
 モノレール沿線は御堂筋線や阪急線に乗り換えないと梅田には行けないのはデメリットだろう。 都市計画って難しいね、と感じる。
 
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■大阪モノレール彩都線の延伸断念 大阪府「採算あわぬ」
(朝日新聞デジタル - 01月27日 20:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4405253


 大阪府北部の「彩都(さいと)」(茨木市、箕面市)開発事業で計画されていた大阪モノレール彩都線(万博記念公園―彩都西、6・8キロ)の東部地区への延伸(2・2キロ)について、府は27日、断念すると決めた。東部地区の計画は2015年に住宅利用から産業中心の利用に変更されており、採算があわないと判断した。

 運行する大阪高速鉄道(吹田市)などによると、断念したのは、西部地区の彩都西駅から中部地区の「中部駅(仮称)」を経て、東部地区「東センター駅(仮称)」を結ぶ総事業費約277億円の計画。

 彩都は西部、中部、東部の3地区で計743ヘクタール。1994年に開発が始まり、西部、東部に計5万人が住む想定だった。先行した西部には約1万4千人が暮らす。東部地区は当初3万人が住む計画だったが、現在は物流拠点や工場などをつくり、人口を5千人程度とする計画に変更されている。延伸予定だった区間ではバスの運行を検討する。
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