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2017年01月21日11:14

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何で「アレ」が無いんだ…?

私が小学生だった頃、その「子供騙しな付録」の魅惑にまんまと引っ掛かってしまい、毎月の如く買ってしまった雑誌があった。
ソレは小学生向けとあらば健全な Image で君臨していた「小学館」が発行する「小学◯年生」という雑誌だ。
やらしいのは、その「◯年生」という我々の「成長過程に合わせた月刊誌」で購買意欲をそそらせる。
まんまと呪縛されて「毎月、買ってました…」という世代の私である。
毎月のように買っていた「小学◯年生」だが、その誌面はどうでもイイような内容ばかりだった。
だったにも関わらず毎月「買わされていた」のは、この雑誌に付いてくる「付録」が一番の「お楽しみ」だったのを今でも覚えている。
幼少期からのそんな呪縛から未だ解放されず「雑誌の付録」には敏感に反応してしまう我々世代を Target に、美味い商売をやらかしているのが “DeAGOSTINI” だ。
そんな “DeAGOSTINI” が幾度もなくこの私を刺激しまくる「おぉ〜!」な企画の中でも、今回の「隔週刊 F1 Machine Collection」には猛烈に「私の食指」が向いてしまった。
その「F1 Machine Collection」とやらの広告がコレだった…。
 

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その「広告」を目にするなや、私は「おぉ〜!」とすでに興奮気味…。
通常価格は税込み ¥2,490 だが、創刊号は恒例の特別価格とやらで税込み ¥999 で始まるんだそうな。
この Series は全90号で完結(を予定している)とのこと。
付録の F1 Machine 模型は “IXO” 社製の Miniature Model で、1/43 Scale の Die Casting Metal 製、台座や Case も含めた総重量は 120g 前後なんだそうな。
 

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イイね、イイねぇ〜。
Legend たちの Machine がここに集結! …と来た。

A. Sanna の “McLaren” に、A. Prost の “Ferrari” とあらば…? 
幼い頃から F1 好きな私にすれば「アレ」に「コレ」にがすぐに思い付くではないか…。
早速に “DeAGOSTINI” が予定している今後の Line Up List を確認してみた。
A. Sanna の “McLaren” と言えば、創刊号に付録される ’88年の “MP4/4” に異論は無かろう。
Alain に Ayrton 、頭文字 “A” の2人が Drive した “MP4/4” は「全16戦中15勝」という圧倒的な強さで世界中に「F1 つまらない症候群」をもたらした。
頭文字 “A” の2人は翌年以降「特攻野郎 A Team」と化し、あらぬ事態を引き起こしたのも周知のとおりだ。

一方、A. Prost の “Ferrari” とあらば、Engine は当然に12気筒! 
が、しかし…。
どういう事だ? 
無いぞ、おい…? 
なんで無いんだ? 
その「A. Prost の “Ferrari”」とやらが Line Up の何処にも無いぞ !? 
おいおい、Line Up にも無いのに「A. Prost の “Ferrari”」と広告しちゃうとは、小学館よりインチキじゃね〜か? 
なぬ〜っ? 
更には私も大好きなあの Machine も Line Up に無いではないか… !? 
おいおいおいっ! 
DeAGOSTINI 、けしからんぞ! 

是非とも、その Line Up に加えるべき “Scuderia Ferrari” の F1 GP Machine とその理由を記しておこうではないか。
DeAGOSTINI よ、もう少しは「勉強しろ!」と助言したい。
“312” Series だけが “Scuderia Ferrari ” の12気筒じゃ〜ね〜んだぞ! …とな。
 

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’88年を最後に(当時の)1.5ℓ Turbo Engine の搭載が禁止となり、NA(自然吸気)の 3.5ℓ Engine のみで競われるようになったのは ’89年からだった。
3.5ℓ もの排気量とあらば、”Ferrari” は当然に「お家芸」の12気筒 Engine だ。
Scuderia Ferrari で久々に「12気筒」が復活した ’89年の GP Machine がコレ、”640” だった。
Designer はあの John Barnard だぞ。
この “640” には前期型と後期型の2種類に大別され、写真の車両は前期型である。
Car No. 27 は我ら庶民の Hero であり続けた Nigel Mansell の Machine 。
Keke Rosberg や Nigel Mansell といった「暴れん坊将軍」が猛烈に大好きな私なのである。
 

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Monaco の Monte Carlo を疾走する “640” 前期型の Mansell 号。
“640” の前期型と後期型の違いは Air Intake(Induction Pot)の位置と形状で見分けられる。
前期型の Air Intake は、写真のとおりで Headrest の左右後方という珍しい Design が特徴的だった。
 

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そして “640” の後期型がコレ。
Induction Pot は Driver の頭上後方という Conservative な Design に変更された。
素人の目でも、この位置と形状の方が「効率がイイ」と思う。
それにしても、この “640” はいかにも「J. Barnard 作」という外観だ。
コレを赤/白の某煙草 Color に、跳ね馬 Mark を “H”(Honda)にしたらば当時の “McLaren” と区別がつかないかも…? 
この ’89年は、その “McLaren” に居た「特攻野郎 A Team」な2人による Champion 争いで終始した。
その最終戦、鈴鹿で Alain が Ayrton に「特攻」して Champion 争いに終止符が打たれたという、何とも後味の悪い Season End だった。
 

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‘89年の “640” を正常進化させたのが ’90年の “641” だ。
‘89年の World Champion になった Alain だが、“McLaren” にツバを吐いて飛び出し “Ferrari” 入りしたが故に…
 #1:A. Prost
 #2:N. Mansell 
…という Car No. で挑んだのが ‘90年の Scuderia Ferrari だ。
Designer は “640” に続いて J. Barnard だった。
だったのだが、その J. Barnard は ’90年の初頭になんと “Benetton” へ移籍してしまう。
この “641” は開幕戦から第3戦までいう短命に終わり、他の Designer(2名)が弄りまわして Update された “641/2” が第4戦で Debut する。
 

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’90年の第4戦からは随所に Update が施された “641/2” で最終戦まで戦った。
この “641/2” は上出来で、World Champion は、前年に続きまたもや「特攻野郎 A Team」な2人で争われた。
最終戦の鈴鹿は、決勝の Start 直後に Ayrton が Alain に「特攻」をやり返して Champion になったという、またも後味の悪い Season End に至ってしまう。
この両者の Sportsmanship に激しい疑問を感じたのはこの私だけではあるまい…。
 

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その “641/2” は猛烈に細い Nose が特徴的。
その Design は「世界で最も美しい Open Wheel Machine だ」と称賛され、MoMA(New York 近代美術館)には Prost 号が常設展示されている。
そう、この F1 Machine は世界が認める「美術品」なのだ。
そんな「A. Prost の “Ferrari”」が “DeAGOSTINI” の Line Up に無いというのは、どういうこった? 
コレは Line Up に加えるべきだろ !? 
でも、私が Miniature Model で欲しいのは Car No. 2 の「Mansell 号」だったりする。
観る者を歓喜させる、破天荒な「暴れん坊将軍」の走りはいつまでも「格好エエわ〜」で私の記憶に残り続けるのであった。
 

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あの J. Barnard が “Ferrari” に戻って来た。
’94年の Scuderia Ferrari は彼が Design した “412T1” で戦った。
当時から流行りの High Nose は “Benetton” で彼が Design した “B191” にそっくり…。
しかし、酷い車だった。
一発の速さはあるものの、とにかく「よ〜壊れまんねん」で何度も決勝 Race 中に Retire してしまう。
この “412T1” が、どんだけ J. Alesi の足を引っ張ったことか…。
しかも真紅に似合わないこの High Nose といい、とにかく「格好悪い Ferrari」の筆頭だったよ。
’94年と言えば、A. Senna を始め、複数の Driver が事故死してしまう不運と波乱の1年だった。
FIA は「速すぎる Machine への規制」に動き、Engine の排気量 3.5ℓ はこの’94年が最後となった。
翌年からは 3.0ℓ が Engine 排気量の上限に変更される。
 

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そして前年の “412T1” を Update した “412T2” が ’95年の開幕戦から登場する。
この “412T2” こそ、私は「この世で最も美しい Open Wheel Machine!」と断言する。
血迷った J. Barnard は、流行りの High Nose を捨てて Slant Nose に戻してしまうという大胆な Design に打って出た。
その真紅の “412T2” の美しさったら、どうよ? 
その悩ましい曲線美と膨らみは「女性の体」をも想像させてくれる美しさで惚れ惚れさせてくれるではないか。
当初は、これも流行りだった V10 Enbine を搭載するハズだったのだが、なんと「開発が間に合わなかった」という「おバカさん」ぶりも手伝って、前年の 3.5ℓ から Scale Down した V12 Engine を搭載。
そう、コレが最後の12気筒 GP Machine となった。
 

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Car No. 27 はもちろん J. Alesi の Machine 。
G. Villeneuve の再来! 
私も含め、多くの Fan が彼をそう例えた。
やっぱり真紅の #27 には果敢に攻め続ける Driver でね〜とな。
もう滅茶苦茶に格好イイのだよ。
 

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真紅の美しい曲線美を纏う #27 の “412T2” は、12気筒の官能的な歌声を奏でながら疾走する。
速いから美しいのか? 
美しいから速いのか? 
でも、壊れることも多かった。
とにかく耽美な “412T2” だった。
G. Villeneuve の再来と言われた J. Alesi は、Canada の Gilles Villeneuve Circuit で悲願の初優勝! 
あの決勝 Race は超絶的な速さだったよ。
G. Villeneuve の名の Circuit で、G. Villeneuve の Car No. 27 で、G. Villeneuve の再来と言われた男が優勝した。
この GP in Canada を観て、嬉し涙で涙腺が崩壊しちゃったのはこの私だけではあるまい。
繰り返すが、この “412T2” こそ「この世で最も美しい Open Wheel Machine!」と私は断言する。
“DeAGOSTINI” の Miniature Model に是非とも加えていただきたい。
“412T2” が Line Up されていないだ〜なんて、ちゃんちゃらにおかしいぞよ! 
“DeAGOSTINI” の H.P. に記されている「Line Up 予定は変更になる場合がございます」に期待しよう。

さて、その予定されている Line Up で「おぉ〜、欲しい〜!」と思った GP Machine は少なくない。
時系列で並べると下記のとおりで「くぁ〜〜!」な GP Machine ばかりだ。

’57年 Maserati 250F “Juan Manuel Fangio” 号
’63年 Lotus 25 “Jim Clark” 号 
’67年 Honda RA300 “John Surtees” 号 
’68年 Lotus 49B “Graham Hill” 号 
’70年 Lotus 72 “Jochen Rindt” 号 
’72年 Lotus 72D “Emerson Fittipaldi” 号 
’75年 Ferrari 312B3 “Clay Ragazzoni” 号 
’76年 Tyrrell P34 “Jody Scheckter” 号 
’76年 McLaren M23 “James Hunt” 号 
’76年 Ferrari 312T2 “Niki Lauda” 号 
’77年 McLaren M23 “Gilles Villeneuve” 号 
’77年 Ferrari 312T2 “Niki Lauda” 号 
’77年 Ferrari 312T2 “Gilles Villeneuve” 号 
’77年 Wolf WR1 “Jody Scheckter” 号 
’78年 Lotus 79 “Mario Andretti” 号 
’79年 Ferrari 312T3 “Jody Scheckter” 号 
’82年 Ferrari 126C2 “Mario Andretti” 号 
’85年 McLaren MP4/2B “Alain Prost” 号 
’87年 Williams FW11B “Nelson Piquet” 号 
’88年 McLaren MP4/4 “Ayrton Sanna” 号 
’92年 Williams FW14B “Nigel Mansell” 号 
’94年 Williams FW16 “Damon Hill” 号 
’94年 Benetton B194 “Michael Schumacher” 号 
’04年 Williams FW26 “Juan Pablo Montoya” 号 
’07年 Ferrari F2007 “Kimi Raikkonen” 号 
’13年 Red Bull RB9 “Sebastian Vettel” 号 

ん〜、全部で26台かぁ〜。
するって〜と、お値段は…
 ¥2,490 × 25 + ¥999(創刊号)
…ってことで、合計 ¥63,249 なり。
この Series は全90号で完結(を予定している)とあらば、最後の90号は180週間後、おそよ3.5年も掛けて集める「長丁場」になる。

ん〜。
どうしましょ !? 
集めちゃおうかしらン…? 
でも、飾る場所も確保せなぁ〜あかんし…。

集めちゃおうか、真剣に検討中の私なのであった。

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