アニマックスの「湘南爆走族」OVA一挙放送により、湘爆ブームの俺ですが。
今日は、「湘南爆走族」のスピンオフ、「湘南グラフィティ」を読みまちた。
スピンオフと言っても、本作は暴走族漫画でも、ヤンキー漫画でもなく。
「湘南爆走族」と同じ80年代の湘南にいた、全く冴えない、普通の高校生5人組の話です。
こちらの五人組は、湘南爆走族や、暴走族に憧れつつも、ツッパる勇気も根性もなく。
長ランやドカンズボンを作っても、学校に着て行った事もなく。
友達の家にタムロしてダベっては、暴走族の集会を見学(笑)しに行って怖い目にあったり。
好きな女の子が出来て、告白しようとしても、告白すら出来ずに玉砕したり。
まさに、普通の青春漫画だったら、脇役どころか、モブみたいな活躍しか出来ませんが。
吉田聡先生ならの、キレキレのギャグと。
詩心溢れるネーム(吉田聡先生は、ポエムのセンスあると思う)で、その「普通の青春」が、心に沁みます。
本家、湘南爆走族の五人組は、後ろ姿で、チラッと出る程度ですが。
湘南爆走族のライバル、みんな、大好き権田くんは、こちらでもいい味を出します。
「湘南グラフィティ」の主役、時任くんが。
権田くんがバイトしてるアイス屋の、可愛い女の子に惚れ、告白して玉砕するのですが。
権田くんが「この夏、8人のダセェ男が彼女につきあってくれと頼み全員フラれた。一生懸命じゃ、9番目のお前が一番スーパーだったぜ」と渋く時任くんに声をかけ、「ありがとうオジサン!」と返されズッコケます。
(時任くんと権田くんは多分同い年)
さすが、作者と読者に愛されている権田くんです。
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