「人魚姫」環境を壊したのは…いや、笑ってください。

海を荒らす人間族に、人魚族はもう我慢が出来ないと戦いを挑む…
のだけれど、まぁ、背景はともあれ、笑ってくださ〜いという、
チャウ・シンチ―監督お笑い映画。

「人魚姫」
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=10258677&id=4117997
http://www.ningyohime-movie.com/

湾内を埋め立てて大儲けをしようと企むリン。
海に何か所もソナーを沈め、音波で魚類を追い払う。
その湾は、人魚たちのすみかだったのだ。

タコ兄は、ほかの人魚たちと図り、人魚のシャンシャンを
人間の女性として送り込んで、リンを殺させようとする。

お金にしか興味のないリンだが、無邪気で欲のない
シャンシャンに惹かれていく。
と、まぁ、こんなストーリーがあるのだけれど…。

初っ端の珍妙な動物展示やら、シャンシャンのボケ振り、
リンの取り巻きやボディガード、美女の同類の傲慢ぶり。
タコ兄の足のバーベキューと、お笑いのてんこ盛り。

環境問題、巨大開発、自然破壊の問題が背景にあるが、
そんな真面目なお話はどこかに吹っ飛ぶほど、
派手で大げさなシーンがどっさり。

いかにもチャウ・シンチー監督らしいお笑い満載で、
馬鹿々々しさの連発に、素直〜に笑ってOK。