今日は「死亡遊戯」を、ちゃんと見返しました。
今までこの映画は、「ここはブルース・リー」「ここはブルース・リーじゃない」という事にこだわりすぎて、キチンと一本の映画として評価出来ませんでしたが。
ちゃんと見ると、意外と面白い。
忘れがちだが、本作は「ブルース・リーが世界的スターになってから作られた、最初の映画」なので。
めっちゃ金かかってる。
とにかく、何かあると、群衆シーンがワンサカ出る。
あと、若い頃は毛嫌いしてた「リーのそっくりさんシーン」ですが。
リーの動きを再現してるのが、スタッフ・キャストともに一流の人達なので、めっちゃ出来がいい。
立ち回りも、結構、頻繁に入るしさ。
話も良かったと思うんですよ。
苦肉の策だと思うけど、「クンフースターが命を狙われる話」という、メタフィクション的な内容にして。
劇中劇という扱いで、今までのリーのフッテージ使えるもんね。
また、「一度死んで、別人として復活して復讐する」というシチュエーションも、アメコミヒーローみたいでカッコいい。
いやホント金と手間がかかってる映画でした。
唯一の弱点はブルース・リーが少ししか出てない事だな→デカいな、それは
しかし、仕方ないけど
ラストの、本物のリーが出てくるパートも、結構、編集がうまく繋がってないというか
床にやたら、不自然な物が落ちてんだよねw
あと、ハキムが、障子を破られると急に弱くなる。
リーの当初の構想では、ハキムは光に弱い設定だったんだけど、完成したロバート・クローズ版では、その設定がないのだ。
そもそもクローズ版では、時間は夜のはずなのだが(笑)
あとハキムを倒した後スタイナーと戦うシーン。
これはリーの死後、撮影されたシーンだから、本物のリーが攻撃を受けるカットでは、スタイナーの手足がハキムのになっちゃうんだよね。
東映スパイダーマンの、レオパルドンの撃たれるシーンの相手が、いつも1話の暴君龍になるみたい。
あと、追い詰められたランド社長が、自分そっくりの人形使って自殺したように見せかけるシーン。
見るたびに、「唐突だなあ」と思います(笑)
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