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2016年12月29日16:36

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巨大肉食魚アリゲーターガー? 高校生が釣り上げた

■巨大肉食魚アリゲーターガー? 高校生が釣り上げた
(朝日新聞デジタル - 12月29日 02:31)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4363555

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兵庫県高砂市と加古川市の境を流れる加古川で今月、長い口に鋭い歯が並び、ワニのような顔をした大きな魚を県立香住高校(香美町)の3年生、松田仁(じん)さん(17)が釣り上げた。体長が90センチほどで、北米原産の肉食魚「アリゲーターガー」とみられ、観賞用に飼育されていたものが川に捨てられた可能性がある。水槽に入れていたが死んだため、剝製(はくせい)にして残すという。

 松田さんは今月初め、釣り仲間からメールで「加古川にアリゲーターガーがいるらしい」と教えられた。高校が冬休みに入り、加古川市の実家に戻って川へ釣りに通った。

 22日朝、右岸近くの水の流れがよどんでいるところに大きな魚を見つけ、ルアー(疑似餌)を使って一気に釣り上げた。「ぐいっという手応えがあった。まさか、アリゲーターガーとは。よっしゃーって、感激して、腰が抜けたみたいになって座り込んでしまいました」と話した。

 釣り上げた魚の写真を見た姫路市立水族館技術主任の竹田正義さんは、口の形などから「アリゲーターガーにほぼ間違いない。本来の生息場所でない川に放すのは絶対やめてほしい。どうしても飼えなくなった場合は、引き受け手を見つけてほしい」と話している。(梅原豊)
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高校生の武勇伝は兎に角として、この記事の最後で腰が抜けた。

「どうしても飼えなくなった場合は、引き受け手を見つけてほしい」

この言葉が意味するところは、どうしても飼えなくなったことまでわしゃ知らんがな、である。

本当は、殺して食えと言いたいのだが、この動物愛護まっさかりの現代でそういうコメントが新聞に載るはずもない。

かといって、放流しろとも言えない。放流したら禁固刑なんてしたらあっと言う間に刑務所がパンクしてしまう。

犬や猫みたいな、買い手探し代理人(保健所)がいるわけでもない。

こういうのはフローチャートに書いてみると話が分かり易いと来ているものである。

飼えなくなった
⇒買い取ってくれるお店はありますか?
YES⇒終了
NO⇒他の飼い主が見つかりましたか?
YES⇒終了
NO⇒食べられますか?
YES⇒食べましょう
NO⇒殺しましょう

かように放流という選択肢はないはずなのである。しかし、赤の他人のユダヤ人を、見つかれば自分も収容所送りになるリスクを負ってまで逃がす人たちがいたわけである。魚をおいておや。

放流など夜中にこっそりやれば見つかるリスクは非常に小さい。しかも殺すという罪悪感を味わうことなく済む。

もちろん、ペット業者がテレビやタンスの廃品回収と同じようにお金をとって処分してもいいはずである。

それでも、田舎の川などには不法投棄が絶えないのである。

どうして、魚だけがうまくいくと考えられるだろうか。

とすると、農林水産省、環境省は、こうなることは予想の上で、解禁したのはずである。そうでなければ、無能だし、そうであれば確信犯である。

よってそれを許可した官僚がすべてを責任を負えばいい。といっても、もうどうしようもないから、とりあえず、殺しておけ、という感じさえするが、当然だが、その官僚だって、好き好んでそんな厄介ごとを抱えたわけじゃなく、

政治家からの圧力があった、のかも知れない。しかし、政治家の圧力などに屈するなどあまりない話で、それをする以上は、出世レースで特別の計らいとかが必要なはずだが、しかし、官僚の出世レースは、政治家でさえ手出し無用のタブーの世界である。

とすると、なぜ外来種の輸入を1999年に許可したのか、という話に尽きる。

あと考えられるのは外圧であるが、ペット業種にそれだけの圧力などあるだろうか。ただでさえ、世界中の動物の取引は禁止する方向である。ペットとして飼育、繁殖することでようやく絶滅を免れている種だっていないわけではない。

なんともわからない話だ。そもそも論としては、なぜ解禁したのか、という話である。そのあたりの利害関係が全く見えてこないのだから、なんとも言えない。

もちろん、生物はどんな経緯で移動しようとも、そこに土着し、新しい環境に対して進化の圧力をうけ、子を産み、変わってゆくものである。

権利という概念を虫や魚たちに適用できるかは知らないが、もし彼らに声があるならば、僕たち/私たちにもこの場所で生きる権利がある。と言いたいだろう。

北方四島では、むかし住んでいた日本人たちが、あれは私たちの島だといい、しかし、ロシアのひとたちが、しかし私はこの島で生まれ、この島で育ってきたのですよ、という。

領土問題はそこに住んでいる人の気持ちなど慮っていては決して解決しない好例であろう。

だからといって駆除すべきなのか、この厳しい環境である国で新しい進化をするきっかけを摘み取ってしまうことは本当に正しいことなのか。

例えば、そこにある環境を大きく変えるという主張がある。しかし、どう考えても虫たちがその環境に与える影響は、人間が温暖化で地球全体に与える影響からすれば、まったく小さなものであり、かつ進化によって新しい平衡に達する類の変化である。

ならば魚を駆除すべきなら、人間こそ駆除されるべきである。そこまで環境保全が大切ならば、であろう。そういう結論以外はありえない。

そうでなく人間は大切、いまの環境も大切。自然を破壊するのはOK、生態系を破壊するのもOK。例外は人間以外。

というような話では、なんともかんともな気がする。

要は殺すことでしか問題解決できないのに、それ以外のうまい方法がないかな、とみんなが思っているという話である。

もちろん、日本に輸入するときに、すべての個体を繁殖不能にしてしまえば魚ごときの話は済む話である。まぁ、生命の冒涜としか思わないが金銭に魂を売れば、なんのことはない話であろう。

ただし今や野生化した生物についてはどうしようという話も残っているのだろう。それを駆除するのはとても難しい。おそらく答えは進化の中にある。自然の中で安定するのを待つしかないだろう、としか言えない気がするわけである。

というか、古来の日本種が適用してきた環境を破壊するだけ破壊して、外来種でも住みやすい環境を作ってきたのは我々人間であるし、そういう人間の生活の近くで大繁殖しているって、そりゃ冬でも工業廃水で暖かい川を維持していれば、そりゃどんな生物だって冬を越しやすいってものだ。

多くの生物を淘汰するのはやっぱり冬だと思う。日本の冬は世界的にみてもかなり厳しい部類だと思うわけだ。ただ人間の近くにいるとなんとか超えられてしまうって話にいまやなっているだけじゃないのか?

こういう類の問題は、先送りにするに限る。
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