今世紀最大の人道危機

シリアが大変な状態に陥っています。
国連は現地情報を伝えますが、難民は500万人に迫り、今世紀最大の人道危機だそうです。
オバマさんやヒラリーさんはアメリカは世界の危機に関わるべきという確固たる信念がありますが、アメリカファーストのトランプさんは我が道を往くです。プーチンさんと仲良く路線ですので、大統領就任後にシリア問題が好転することは99.99％ないでしょう。

安倍さんはもし自らが世界の指導者の一人だと思うなら、プーチンさんを呼んで首脳会談などやるべき時期ではありませんでした。シリア問題でロシアの対応を肯定したような誤った印象を世界に与えたのは国にとって大きな損失でした。
世界のために今緊密になるべきはメルケルさんです。退任が近いオバマさんが動けないなら日独が世界の先頭に立って、シリアの人道問題の解決に当たるべきです。しかし安倍さんの考える事は自らのことばかりで、シリアのシの字も考えていないんでしょうね。

大好きなキャッチコピーが「美しい国」であるなら、美しい国にカジノはいらんでしょ。
14回も会ってプーチンさんの本質が本当にわかっているなら、領土問題の進展はできないと正直に国民に真実を吐露すべきでした。なんといってもロシアとの経済問題は日本企業にとって鬼門です。うまくいっているようにみえるサハリン2も、環境問題を口実にガスプロムに株の過半を掠め取られた過去を忘れてはいけません。
拉致問題で、家族会の方々を苦しめた同じ轍を踏んではいけません。元島民の方々が可愛そうです。でも元島民の方々のほうがよくわかってらっしゃる。首脳会談を終えて道内各局に様々な元道民の方が出演していましたが、みなさん安倍さんをコテンパンでした。

オスプレイの墜落事故もしかりです。回収も終わらないうちに、19日には飛行再開は私には理解不能です。防衛大臣で埒が明かないなら、こういうときこそ総理が出ていって、事故原因がはっきりするまで飛行中止を求めるべきでしょう。
原発政策もしかりです。世界が自然エネルギーに舵を切る中、いまだ原発と石炭に頼ろうとする安倍政権は世界の孤児です。

安倍政権、そろそろ潮時かもしれません。