12月初めにミュンヘン工科大学(TUM)で行われた日独統合学会のシンポジウムで、TUMのクラウス・マインツァー教授から、新しい言葉を学んだ。それは「postfaktisches Zeitalter(事実が大きな役割を果たさない時代)」という新語だ。教授は言う。「今日では、ある情報が事実であるかどうかが、重要な尺度ではなくなりつつある。たとえば、米国での大統領選挙では、トランプ陣営が大量に流したデマを多くの有権者が信じて、結局トランプの勝利につながった。
私はこの状況について、強い懸念を抱いている」。
ログインしてコメントを確認・投稿する