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日記一覧

新聞
2023年05月20日14:10

いま日本の新聞の読者数が急激に減っている理由の一つは、批判精神の欠如だ。いわゆる「事実」を伝えるだけでは不十分だ。事実の背後にあるものを抉り出して、読者に提示しなくてはならない。新聞は事実を分析し、権力を批判する力がなければ、読者から背を向

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ウクライナ
2023年03月01日15:40

ウクライナ政府は公表しないが、ウクライナ軍では10万人の兵士が死亡したか重傷を負ったという説がある。ロシア軍の兵員数はウクライナの5倍、人口は3倍。ウクライナにとっては、長期戦、消耗戦は不利だ。だが欧州では、「この戦争は10年間は続く」とい

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Corona
2023年03月01日02:53

2021年11月に書いた記事です。コロナ・パンデミックはまだ終わっていません。ドイツは、なぜ感染爆発を防げなかったのか 医療先進国ドイツで、まさかこのような事態が起こるとは思わなかった。2021年10月下旬からこの国を襲ったコロナ第4波は、

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ウクライナ
2023年03月01日00:46

欧州諸国は、防衛体制の強化を途中で緩めることはできない。ロシアの侵略の矛先が、ウクライナで終わる保証はないからだ。プーチン氏が大統領の座から退いても、彼以上に国粋主義的な政治家が大統領になる可能性もある。 欧州諸国はこの機を逃したら、欧州の

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ホテル
2023年02月28日02:26

 日本に比べると、ドイツのホテルやレストランは、比較的安い。可処分所得の低さのせいであろう。それでも最近では富裕層を対象にした、豪華ホテルが出現している。その例が、旧東ドイツ、波の荒いバルト海に面したメクレンブルグ・フォアポンメルン州の一角

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労組
2023年02月27日17:29

ドイツの事業所委員会(企業別労働組合)の委員は、選挙で選ばれます。委員は専従ではなく、必ず通常業務もフルタイムでやらなくてはならないので忙しい。それでも、委員になることを希望する社員は、多いです。委員になれば、労働条件や給与水準などについて

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2017年に書いた記事です。「メルケル時代」の終わりと極右政党の連邦議会進出 2017年9月24日にドイツで行われた連邦議会選挙では、連立与党が大幅に得票率を減らし、四期目を迎えるアンゲラ・メルケル首相の指導力が大幅に弱まった。難民政策について

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人間は堕ちる
2023年02月26日15:35

2013年に書いた記事です。人間は堕ちる私はドイツに23年前から住んで、この国について記事を書いている。自宅には、ドイツに関する分厚い資料ファイルが、約300冊ある。ファイルは、原子力、再生可能エネルギー、歴史認識、経済、政治、文化などテーマ別

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遊就館へ行こう
2023年02月25日21:57

2005年に書いた記事です。みなさん、遊就館には是非行って下さい。勉強になりますよ。ドイツのGedenkstätteと逆の発想なんです。こんな博物館がある限り、「日本の過去との対決」など永遠にできるわけがありません。遊就館へ行こう 5月に中国の副首相

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 二十一世紀に入ってからの日本とドイツに共通しているものは、「社会に漂う閉塞感」である。それは、戦後半世紀にわたって、成果を生んできた方法、尊重されてきた価値観が、世界の変化によって、通用しなくなったことによる、焦りと苛立ちである。その閉塞

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ウクライナ
2023年02月23日14:55

「マリウポリ2」は、リトアニア人の映画監督マンタス・クヴェダラヴァシウスが、戦闘が続くマリウポリにガールフレンドと2人で行って撮影したドキュメンタリー。しかし被弾する危険があるので、町の中では自由に取材できなかった。マリウポリ市民が避難して

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ウクライナ
2023年02月22日06:05

今日、独仏共同の公営放送局ARTEが放映したドキュメンタリー「マリウポリの生存者たち」は、ロシア軍に包囲されて猛攻を受けた町で何が起きていたかを、人々がスマートフォンで撮影した映像とインタビューで報告。市街地を無差別に砲撃するロシア軍の蛮行に、

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ウクライナ
2023年02月21日14:35

レオパルド2をめぐる論争はまだ終わっていない。ウクライナは、西側の戦車300両を希望している。1月にドイツは自国所有のレオパルド2A6を14両供与することを決定。レオパルド2を持っている他の国々がウクライナに供与することも承認した。旧型のレオパルド

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気候変動
2023年02月21日01:48

今日も2月としては異常な暖かさだった。(日中の最高気温は14度)人々は屋外のカフェで食事をしている。路傍では、春の花が満開だ。ここ数年ミュンヘンでは、気候変動によって、冬が2ヶ月短くなった。降雪量、降雨量の減少は、樹木や農作物に大きな悪影響を与

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ウクライナ
2023年02月20日21:26

米国のバイデン大統領が今日初めてキーウを訪れて、ウクライナに連帯の姿勢を示した。素晴らしいことだ。彼がキーウの教会から外に出た時、空襲警報のサイレンが鳴っていたが、彼は平然と歩いていた。日本の総理大臣も、いつかキーウを訪れて、ウクライナとの

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今年1月に発表した記事です。 ロシアのウクライナ侵攻以来、ドイツ経済と市民生活の頭上に垂れこめていた暗雲に、一筋の光が見えてきた。 ドイツのエネルギー供給を監督・監視する連邦系統規制庁(BNetzA)のクラウス・ミュラー長官は、今年1月8日に「こ

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ウクライナ
2023年02月19日03:45

今年のミュンヘン安全保障会議で最も注目されたのは、中国政府が「ウクライナ和平提案を発表する」と明らかにしたことだ。しかし欧米諸国とウクライナは懐疑的だ。中国はこれまでロシアの態度に理解を示してきた。欧米の対ロ経済制裁措置を批判した。ロシアか

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ウクライナ
2023年02月19日01:22

きょうショルツ首相が、ミュンヘン安全保障会議での演説で失態を演じた。英語で演説した時に「the Ukraine」と言ってしまったのだ。ウクライナの独立宣言によると同国の英語名はUkraineであり、 the Urkraineではない。この定冠詞には、政治的な意味がある。

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ウクライナ
2023年02月18日18:31

ウクライナ軍が、毎月戦場でロシア軍を攻撃するために使っている砲弾の数は、約9万発にのぼる。その大半は、米国が供与している。だが米軍でも砲弾の在庫量が減ってきたために、イスラエルや韓国の米軍の弾薬庫から砲弾を取り出して、ウクライナに送っている

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ウクライナ
2023年02月18日14:59

この週末にミュンヘンで開かれる恒例の安全保障会議(SC)は、民間団体がホテルで開催する会議に世界中の首脳や安全保障関係者が参加する、世界でも珍しい会議だ。毎年2月中旬に開かれる。去年はロシアがウクライナ国境に約10万人の軍勢を終結させる中で行わ

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ウクライナ
2023年02月18日02:40

ロシアの記者マリア・ポノマレンコさん(41歳)は、ロシア軍のマリウポリ劇場に対する攻撃についてテレグラム(ロシアのソーシャルメディア)で報じ、特別軍事作戦を戦争と形容した。ロシアでは、これは法律違反と見なされる。ポノマレンコさんは裁判所から、

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Corona
2023年02月18日02:18

ルフトハンザは去年に続き、今年の夏にも3万4000便のフライトをキャンセルする方針だ。理由は去年と同じで、人員の不足だ。2020年のコロナ・パンデミックの時に約2万人の従業員を解雇した穴埋めができていないのだ。去年のフライトの大混乱の後、ルフトハンザ

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ウクライナ
2023年02月17日21:16

国家が文明を捨てる時 先日ロシア人の音楽家のチェロの演奏を聞いていたら、ふと次のような考えが浮かんだ。欧州には、20世紀以降、少なくとも一時的に、自分の意志で文明世界を離れた国が2つある。一つは、1933〜1945年の、ヒトラーに率いられた

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ウクライナ
2023年02月17日14:52

ミュンヘン安全保障会議を前に、ドイツの哲学者ユルゲン・ハバーマスが、南ドイツ新聞に寄稿し、「ウクライナへの武器供与と並行して、一刻も早くロシアとの停戦・和平交渉を始めるべきだ」と主張した。背景には、市民の間に強まる、欧州大戦への不安感。ドイ

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ウクライナ
2023年02月16日15:02

日本の総理大臣は、せっかく先日欧州を訪れたのに、なぜキーウへ行ってウクライナへの連帯を表明しなかったのでしょうか。英国、フランス、ドイツ、イタリアの首脳はすでに訪問しているのに。英仏独伊の首脳も、危険に身をさらしながらキーウへ行ったのです。

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(3)瓦礫の山から 富豪マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドの孫ヴィルヘルムはフランクフルトの銀行を引き継いだが、息子がいなかった。このためヴィルヘルムが1901年に没して男性の家系が絶えると、フランクフルトのロスチャイルド銀行は閉鎖された

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ウクライナ
2023年02月15日15:59

日本の日刊紙の依頼で、ウクライナ戦争に関する1500字の原稿を、札幌の編集部に送りました。書きながら、2022年2月24日以来、ヨーロッパがいかに大きく、しかも悪い方向に変化したかを痛感しました。市民を無差別に殺傷するロシアにも、プーチン大

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(2)王侯のための財産運用で急成長 マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドは、1744年にフランクフルトで生まれた。彼の一族は16世紀からこの町のユダヤ人ゲットーに住んでいた。ロスチャイルドは英語読みであり、ドイツ語ではロートシルト(赤い楯)

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情報
2023年02月14日00:23

最近日本の大手企業から、「ドイツのXXについて説明して下さい」という問い合わせが増えている。彼らは、情報が無料で簡単に入手できると思い込んでいる。1時間リモートで説明してあげても、お礼のメール1本すら送ってこない会社もある。先日も「インダスト

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ウクライナ
2023年02月13日14:44

どうするエネルギー危機?日本でもエネルギー価格が高騰していますが、ドイツでは去年秋、電力・ガス価格を2倍に引き上げる地域エネ企業が現れました。当時市民と産業界は強い不安に慄きました。いまは政府の激変緩和措置によって鎮静化していますが、ウクラ

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