mixiユーザー(id:6002189)

2016年12月04日16:37

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ナショナリズム

ドイツで強制収容所の歴史についてこれまでで最も詳しく研究した1000頁の書物「KL」を暗い気持ちで読む。約80年前に、この地域がいかにユダヤ人や外国人にとって危険な場所だったかが痛感される。ここは「死の罠」だった。現在米国を初めとして、英国、フランス、オーストリアなどで右派勢力と排外主義が鎌首をもたげている中、「KL」を読んで、ナショナリズムの時代に起きた事実について学ぶことの意味は大きい。欧州大陸をナチスから解放する上で、米国の軍事介入は極めて大きな役割を果たした。その意味でも、米国で孤立主義を標榜する右派ポピュリストが大統領になることは、世界にとって凶報である。狂ったナショナリズムは、世界に不幸しかもたらさない。



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