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2016年12月03日01:38

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今日のコンサート

今日は福田美樹子先生のリサイタルを聴いてきました@サントリーホール・ブルーローズ。
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第1部:フランス歌曲
ドビュッシー:
マンドリン(初稿)
中国のロンデル(初稿)
パントマイム(ヴァニエ歌曲版)
フォーレ:
月の光
マンドリン
ミヨー:
神様のご加護がありますように
フォーレ:
組曲「ペレアスとメリザンド」より「シシリエンヌ」(フルート独奏)
プーランク:
この小さな優しい顔
ヴァイオリン
飛んでいるのだ
第2部:フランス・オペラアリア
ドリーブ:
歌劇「ラクメ」より「鐘の歌」
アダン:
「ねえ、お母さん聞いて」による変奏曲」(ピアノ、フルート伴奏)
ラヴェル:
歌劇「子供と魔法」より「火のアリア」
ドビュッシー:
「小組曲」より「小舟にて」(フルート独奏)
マッセ:
オペラ・コミーク「ジャネットの結婚」より「ナイチンゲールのアリア」
アンコール
プーランク/ボノー:歌う思い出
武満徹:翼
山田耕筰:からたちの花(フランス語版)
福田美樹子(ソプラノ)
十亀有子(フルート)
白取晃司(ピアノ)

全曲中アンコールの武満以外全てフランス語歌唱というまさに「フランス祭り」のリサイタル。前半は先生のライフワークであるドビュッシーのいわゆる「ヴァニエ歌曲」を中心に本寸法のフランス歌曲。先生のヴァニエ歌曲を聴くのは早くも3度目ですが、すでにドビュッシーの音楽になっているのには何度聴いても驚きです。「マンドリン」はヴァニエ用に書かれた初稿で、後の版とはキーが違います。
プーランクの歌曲は秋の夕映えのような抒情的で官能的な歌が先生の透き通った声で一層美しく響きます。
後半はフランス・オペラの中で先生得意のコロラトゥーラのアリアです。フランスのコロラトゥーラはディクションとのバランスが難しく、フランス人以外の歌手が歌いこなすのは非常に至難ですが、往年の名花メスプレに鍛えられた先生は見事にお歌いになりました。ディクションの素晴らしさは以前から感じでいますが、プログラム最後の「ナイチンゲールのアリア」では十亀さんのフルートとの素晴らしいコロラトゥーラ歌合戦が繰り広げられました。
アンコールはCDのタイトルにもなっている「歌う思い出」。プーランクらしい粋な小歌曲。今回唯一の日本語の歌の武満徹の「翼」。先生は日本歌曲もライフワークとされて、フランス歌曲と対照的な発音が要求される日本歌曲も見事に切り替えて歌われました。最後はまさかのフランス語歌唱の「からたちの花」。あっしはこの歌を聴くと自動的に涙腺が大開放してしまうのですが、初めてのフランス語歌唱でも涙腺大開放でした。
終演後に先生にご挨拶できまして、一枚撮っていただきました。
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サントリーホール前広場には巨大ツリー。いよいよ師走ですね♪
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